[アジア2次予選 #1] 北朝鮮に辛勝(2-1)

ああ、勝ってよかった。ほっとした。こんなにテレビで見るだけで苦しい試合になるとはな。こういう苦戦する度に思うけど、なかなか思うようにはいかないもんだな。

前半4分。左サイドで三都主が倒れ、FKを得る。小笠原が左ゴール隅に突き刺し先制。想像以上にすばらしい立ち上がりだ。これは楽勝じゃん、5-0くらい行くんじゃないかと思った。あれってアレックスのシミュレーションじゃないのかと友だちにメールする余裕まである。でも、9番の選手が投入されてから、北朝鮮がとつぜん積極的になる。その後は、北朝鮮のプレスが厳しく、なかなか落ち着かない。1-0で前半終了。つうか、北朝鮮、前半で2人交替って。

後半になると、なんか北朝鮮がボールを支配する時間が多くなる。早いリスタートから決定的なダイビングヘッドを打たれるが川口がスーパーセーブ、とか不安なシーンが増える。そしてついに16分、左サイドにいた16番がフリーになって、川口の逆を突かれ決められる。追いつかれた。同点にはされたけど、まあ、追加点取れるだろう。今までみたところ、相手のキーパーが、ふつうキャッチするボールをパンチで処理してたりして、どうも下手っぽいし。むしろ点取られたことで気持ちが切り替わってよくなるんじゃないかなとか思った。が、なかなかそうでもない。

20分ごろ、ついに中村&高原登場。やっとボールがうまく回りだす。最初から4-4-2のほうがいいんじゃないかとか思った。34分、玉田に替わって大黒登場。ボールを自由に回せて支配してるけど、北朝鮮は引き分け狙いのようでゴール前を固めてるため、ペナルティエリアにクロスを上げては跳ね返されるばかり。残り時間はどんどん少なくなってる。選手はこういう試合を自分で何度も経験してるから落ち着いてるかもしれないけど、見てる方はイライラする。そんなこんなでロスタイム突入。うがあ、勝って当然と思ってたのに、引き分けかよ、というところで、キーパーがパンチングしたこぼれ球を福西が大黒にパス。大黒が振り向いてボテボテのシュートを決める。きたあああああああああああああ。2-1でなんとか勝利。うれしいというか、ほっとした。つかれた。

興奮した試合ではあったが、落ち着いてみると、北朝鮮の方が思い通りの試合をしたようにも思える。ボール奪ってはゴール前に運ぶスピードがあるし、タフだし、根性あるし。引き分け狙いもあと数分のところまでだった。日本の2得点は、シミュレーションで得たFKと、キーパーのへたくそなパンチングが原因だもんなあ。結果的に勝てたけど。ていうか、ジーコジャパンは、こういうハラハラする試合が多すぎ。昨年、こういう試合を何度も見た。きょうの試合も去年のオマーン戦みたいだった。劇的に勝ってどうする。楽に勝てよ。今後のバーレーン戦やイラン戦が思いやられるなあ。それでも勝ち上がるだろうけど。

ああ、埼玉スタジアムで見たかった。でも、現地にいたら心臓が破裂してたかもしれない。