リヴァプールが優勝

試合開始して1分も経たないうちに、FKからマルディーニが決める。あまりにあっさりとミランが先制。

39分、カカからのパスでシェフチェンコが抜け出し、クロス。これをクレスポが確実に決めて2点目。

44分、カカから縦にすげーキラーパス。抜け出したクレスポが浮かしたシュートで3点目。

前半は、ミランが3-0の圧倒的優位で終わる。リヴァプールの攻撃がいつもガットゥーゾに阻まれて、シュートまでは持ち込めても得点までは至らなかったので、これで勝負はほぼ決まったように思われた。

だが、後半。

54分にジェラードがクロスを頭で合わせて1点、その2分後にシュミチェルが強烈なミドルで2点。さらに60分、ジェラードがペナルティエリアでガットゥーゾに倒されPK。シャビ・アロンソが蹴って、一度弾かれるが押し込んで3点目。リヴァプールがたった6分の間に3点差を追いついた。

何だこの試合。すげえ、すごすぎるよ。ビデオに録画してるけど、生で見て正解だ。

もう後半の終わり頃には、このままこの試合を見ていたい気持ちになった。お願いだから、このまま両チームとも点を入れないで3-3で終わってくれ、と。

そして私が望んだ通り、延長戦に。勝負が30分延びた。3倍モードで録っておいてよかった。

延長戦は膠着。リヴァプールは、投入されたシセが、ほとんど効いてない。ミランのシュートをドゥデクが再三防ぐ。延長13分のゴール前の混戦の決定的シーンのファインセーブは鳥肌が立った。そして、同点のまま、PK戦へ。

PK戦なんていう仕組みを作ったのは、どこのバカなんだろう。これだけの素晴らしい試合の決着をPK戦なんかでつけなければならないなんて、あまりに酷い。でも、1発1発がすごいドラマなんだよなあ。

リヴァプールのGKドゥデクのぐにゃぐにゃの動きがすごい。魔術か。ミランの1人目セルジーニョは枠を外し、2人目ピルロのシュートははドゥデクが手で弾いた。ミランのGKジーダもリーセのシュートを防ぐが、シェフチェンコのシュートをドゥデクが弾き、リヴァプールの勝ちが決定。

3-0から追いついて延長戦も粘ってPK戦で勝利を奪ったリヴァプールが優勝。負けが濃厚でも諦めないって凄いなあ。

チャンピオンズリーグ、今年もすごかった。つうか、来年はもっと試合中継増やせよと思った。