驚愕の逆転劇 [イングランドvsフランス]

朝っぱらから、唖然とした。
こんなことがあるもんなのだろうか。
サッカーというのは、ほんとにすごい。

スタジアムのほとんどをイングランドサポーターが占める。
ポルトガルにありながら、ここはイングランドのホームのようだ。

お互いボールの動きも人の動きも速く、
めまぐるしい展開で進む。

イングランドはDFのラインがかなり深く、
フランスは何度も得点のチャンスに結びつくが、
なかなかゴールを割れない。

前半37分、ベッカムが右サイドからのFKを、
ピンポイントでランパードに合わせ、ゴール。
イングランドが先制点を奪う。

1-0で後半に入る。
後半25分過ぎ、ルーニーがペナルティエリアに持ち込んだところ、
フランスDFに倒され、PKのチャンスを得る。
だが、ベッカムのPKはキーパーに止められてしまう。

それでも、イングランドの守備が安定し、
フランスの得点の匂いがしなかった。
ロスタイムに入り、イングランドの勝ちが濃厚になったとき。

フランスがFKのチャンスを得て、
これをジダンが鮮やかに直接ゴールに決める。
これで同点。このまま引き分けか、と思ったら・・・。

さらにさらに、その直後、
キーパーへのバックパスをアンリが奪い取り、
キーバーがそのアンリを倒してしまう。PK。

ジダンがきっちりPKを決めて、試合終了。
フランスがロスタイムだけで逆転勝利した。
これが、いまヨーロッパで最強のフランスの底力か。

ベッカムのPKを止められたことが、
結局、最後の最後に響いてしまった。
もし決めていれば、そのまま押し切ったか、最低でも引き分けだっただろう。

心臓が爆発して、眠気が飛んだ。ものすごい試合を見てしまった。
これは歴史に残るゲームだ。

いま、NHKで松井秀喜が11号ホームランを打ったニュースが出てるが、
この試合見てしまったら、そんなのどうでもいい。