デメンティエワとミスキナの初のロシア人対決。
幼なじみなんだけど、テニスの内容は正反対。
パワーのあるデメンティエワは、最初のゲームをブレイクしたものの、
ダブルフォールトを連発したり、
ラリーではウィナーを狙ったショットがネットにかかったり。
かなり力が入りすぎて、空回りしたデメンティエワ。
対して、ミスキナは緩い球を入れてタイミングをずらさせたりミスを誘ったり、
とつぜん深いところにパワーのあるショットを打ち込んだりして相手を翻弄。
途中、8連続でゲームをとるなど、最後まで淡々と自分のテニスをこなしたミスキナ。
淡々とストレート勝ち。
試合内容もさることながら、
グランドスラム初優勝なのにあまり喜びを爆発させないところや、
顔もアナスタシア・ミスキナという名前も、独特の神秘的な感じだ。
終始、ミスキアワールドだった。
ミスキナはこれでランキング3位に上がるそうだ。
あのセレナ・ウィリアムズがベスト10から落ちるというほど、
今の女子テニス界は群雄割拠状態。
男子もそうなんだけど。