[ローランギャロス 2005] Day 13 エナンが優勝

ジュスティーヌ・エナン=アルデンヌとメアリー・ピアスの女子シングルス決勝は、6-1 6-1でエナン=アルデンヌが完勝。2003年以来、2年ぶりのローランギャロス優勝を果たした。

エナンはサービスが決まるし、緩急の巧みさとショットの多彩さで、ミスも少ない。サービスゲームでもリターンゲームでも着実にポイントを重ねる。

一方、ピアスが決勝戦の場面に固くなってるせいか、ミスが多い。チャンスはなかなか作らせてもらえず、また、前進しての絶好のチャンスでもネットにかけたり、コートを外す。ダブルフォールトも多く、自滅でどんどんポイントを奪われて行った。何度か、ハードなショットで、ゲームの流れを掴みかけるが、エナンにうまくいなされる。何をやっても、うまくいかない。結局、サービスゲームを2つとるのがやっとだった。

エナンの完璧さとピアスの不出来が合わさって、6-1 6-1の圧倒的な結果になった。試合時間も1時間を少し越えたくらいの短い決勝だった。エナンの優勝を予想してはいたが、ここまで差がつくとは。

去年、怪我や病気などでいいことなかったエナンがこれで復活できるかな。背中に怪我があるので、ウィンブルドンも厳しそうだけど、どれくらい行けるか楽しみ。

あしたは、男子シングルス決勝。ナダルvsプエルタ。