19歳の新星ラファエル・ナダルが、ローランギャロス初出場で初優勝。見たことないような身体能力を持った新しいチャンピオンが誕生した。
攻めるプエルタと守るナダルという展開。
プエルタが左右のコーナーに打ち分けてナダルを振り回す。だが、ナダルは的確な予測とスピードの早さで、驚異的に拾いまくる。
強烈なフォアのプエルタに対し、プエルタに空けさせたスペースへのショットや、タイミングをずらす緩いショットで応戦するナダル。
内容的にはプエルタが押している場面が多かったが、ここぞという場面でナダルがチャンスをものにしポイントを重ねた。結局、第1セットは落としたものの、第2〜4セットを連取したナダルが優勝を決め、ジネディーヌ・ジダンからトロフィーを渡された。
ナダルや昨日優勝したエナンが、サーフィスの変わるウィンブルドンでどれくらい通用するか、楽しみだ。これだけの身体能力を持ったナダルがクレー巧者だけで終わるのはもったいない。