再挑戦(初登頂) −(3) 終わりよければ −
これで,山頂での予定もすべて終えた私は,かじかむ手をさすりながら,下山口へ向かった。
下山口は,富士宮山頂からちょっとだけ吉田口側に戻った,御殿場口登山道(大砂走り)I
を行く予定。 7:00出発。
← 鳥居をくぐって下山ルートに入る。左は「銀明館」
御殿場口下山の場合,7合目までは登山道を下山することになるが,うわさにたがわず
人が少ない。 のんびり降りて行ける。
← 下山途中で下を望む。真っ赤な石が他ルートと違う。
このまま道なりに7合目の砂走り分岐点までズンズン降りていったのだが,この時になって
ようやく少し頭痛がしてきた。まだ3500mくらいのところで激しい運動をしたからかとも思ったが
背中の酸素を出すことはなかった。(早く降りたくて,すっかり忘れていた)
7合目小屋でスパッツを着けて,いざ大砂走りへ突入...
と,せっかくの時にまたしても濃霧。これはかなり濃い霧(雲)で,視界が最悪で30mほどにまで
悪くなる。下山道を示すロープがなかったら,遭難は必至だったであろう。
ここでは,途中で見かけたアベックと抜きつ抜かれつで見える範囲の距離を置きながらひたすら
下降...下降...下降。
砂走りが,歩き出したら止まらないというわけがよ〜くわかった。ものすごい傾斜なのだ。
はっきり言って,この傾斜は非常識である。
なぜって,立ち止まって休憩するのが困難なくらい傾斜がキツイのだから。
濃霧で濡れた砂礫に座りたくなかったので,立ったまま休憩したいのだが,それができない。
しかたなく,ひたすら下降。.....長い....長い....長い....寂しい....
ようやく,登山道とクロスしてブル道に入る頃には,ついに膝に痛みがきてしまった。
しかし,終点「大石小屋」までは1.7kmの看板が....つらかった。
今朝の登りの方がいくらかましだった気もする。...あと少し,あと少し..足痛い..
10:00過ぎに,「大石小屋」に到着。やっと終わった。
しかし,御殿場駅行きバスは,12:00までない...
結局,下山時に前後して歩いたカップル2組と5人でタクシー相乗りで御殿場駅に向かう。
なかなか,さわやかなカップルさんで,一人の変なおっさんを嫌がらずに乗せてくれました。
女性お二人ともきれいな人でした。(マジで)。本当にありがとうございました。
おかげで,バスなら1080円のところを,タクシー割り勘で一人1000円。ラッキー!!
10:45に御殿場駅でわかれたあと,緑の窓口に行ってみると,10:54発の新宿行き
「特急あさぎり4号」に乗れるとのこと。さらにラッキー!!!
結局,12:30頃に,小田急新宿駅を出ることができ,スタート地点(新宿駅)にぐるりと
まわって帰ってきて,今回の「富士山初登頂行」は,無事幕を閉じることが出来ました。
ばんざ〜〜〜い!! (完)
おっとっと,忘れるところでした。実験結果...
・ 富士山の気圧って,本当に低いの?(五合目で20%減,頂上で40%減って本当?)
→ 高度,気圧は,文中に記載してある通りで,
海抜 0m/5合目2300m/山頂3720m = 1008/760/646 (hPa)
なんとなく許せる結果に見えるということで,五合目で20%減,頂上で40%減
は認めましょう。
・ 高山病に,携帯酸素ボンベがどのくらい効果があるものなの?
→ なかなか高山病になってくれなかったので,試せませんでした。
下山時には,先に進むことしか頭になくて...
でも,なぜこんなに高山病の症状が出にくかったのでしょうか? 思うに,I
・ 私の育ったところが,兵庫・六甲山の中腹の標高350mだったので,
少しは慣れていた?
・ 余分な肉やらを一杯持った体なので (T^T) 酸素のストックがあった?
・ 山頂って,どのくらい寒いの?
→ 温度も,文中に記載してある通りで,(あんまり測ってないけれど)
山頂で 8℃ でした。
これでも,山頂滞在時には,手がかじかんだのだが,浅間大社の宮司さんに聞いた
ところ,「今日は風もなく,日も照って暖かい方ですよ」と言われました。
・ 酢の飲料が登山に有効って本当?
→ こればっかりは,定量的な指標がないので,私の主観で判定するしかないが,
今までのかなり間をあけたサンデー登山の経験から言うと,今回の富士登山は
正直,「なんで,こんなに楽だったの?」と思えました。
いや,強がりでも,のど元過ぎたわけでもなく,なんか疲労度が全然軽いんです。
これには驚きました。酢のクエン酸?が筋肉痛の元の乳酸の分解を助けるとの
話もありましたが,帰宅後の筋肉痛も,確かに少なかったです。これはおすすめ。
これがうそでない証拠に,登山終了後も,朝晩は酢を欠かさず飲み続けているんですから。