計画・準備

 

(1)   トレーニング

   昨年の富士登山シーズンオフから,今年の山開きまでの間に行ったトレーニングは,
  4月の筑波山への家族登山(ハイキング)のみ。
   昨年は絶対登頂を目指して気合を入れてトレーニングに励んでいたのが,ウソのよう。
  (ただし,筑波山でも下の子13kgを負ぶっての階段登りなので,筋力トレーニングにはなった)

   さて,今年の富士登山の主役である息子(10歳)の場合,丁度,昨年秋から始めた
 少年野球で筋力と精神力が,水泳で肺活量が鍛えられているので,体力に関して
 は何の問題もない筈。   

   こうなると,同行した場合に足を引っ張るのは父親の方ではないかという危惧も
 頭をもたげてきたが,そこはそれ,スローペースの維持が秘訣の富士登山なのだから
 立派にペースカーの役割を果たせばよいやと楽観。


(2)   登山計画

   昨年の夏,激しく高山病(+精神的ダメージ)を食らって,あえなく5合目轟沈の憂き目に遭った
 息子に最適な計画を立てる必要があった。

   そのために,

  ・  昨年の5合目(富士宮口)より低い標高から出発する点の強調。(高山病になりにくい..暗示)
  ・  父親が一度経験したコースである点(安心感と,「楽だった」云々の話しの真実味を増す)
  ・  登山口までの道路で車酔いにならない楽な行程。

   を考慮して,今年の登山は河口湖口からに決定。  さらに,

  ・  混雑しがちな河口湖口で,のんびりと登らせたいために,平日の登山に登りたい。
  ・  子供の学校行事(水泳など)は極力休ませたくない。

   も考慮して,日程を 2001年7月27日 (金) に決定。
   (この時点では天候をまったく無視している。かなり乱暴なようだが,絶対大丈夫な予感
    があったので迷いはなかった。この時点では...)

   さて,今度は登山の時間配分であるが,一番ポピュラーで登頂しやすいのが,
  「前夜に中腹あたりで一泊し,早朝登山で御来迎」というツアーもどきのものであるが,
  今年のうちの息子の場合,これが出来ないことが判明している。
   何故かというと,うちの息子,寝起きの体調がすこぶる悪いのである。
   早朝にたたき起こすと,食事は進まない,血色が悪い,車に乗ると酔いやすい,と
  まったく良いところがないのである。

   そこで,今回の計画では,「前日夜より5合目に入り,車中泊。早朝自発的に目が覚めてから
  出発し,遅くなっても良いので行けるところまで行く」とした。
   この点,車での入山は時間的制約がないので楽である。(同じところに降りなければならないが)

   こうして,日程/時間が決まれば,次は携行品である。


(3)   携行品

   登山時の携行品は,昨年の単独登頂の経験から,以下のものとした。

<<登山用服装>>

息子 補足
上着(薄手・黒) トレーナ(薄グレー)上着 これが一番迷ったのだが,晴れることと,
雨具の有効活用の前提でこれに決定。
ベスト ベスト 安物の薄手のフィッシャーマン用
長袖ボタンシャツ 長袖ボタンシャツ  
ベルグシャツ下着(グレー) ベルグシャツ下着(黒) 息子はジュニアサイズがなく女性用SAサイズを着用。
色の違いは,単に見分けやすいため。
ジャージ下 長ズボン  
帽子 帽子+汗止めバンド 父親は汗かきなのである。

その他,父/息子共同種のもの
・厚靴下   ・タオル   ・軍手    ・ストック    ・雨具


<<携行品>>(リュックの中身の小物)

食料   おにぎり(小型・手製・8個)   ← これが後で物議をかもす。
      ウィダーinゼリー(2個)
      バタークッキー(1本)
      プチクリームパン(7個入り)
      チョコ KitKat Petit:(小指大位の小さい包みのもの)

水分   アクエリアス(2本)
      アクエリアスの素(5袋) ・・・・昨年,山小屋では水の販売が主流だったため,水を買って
                        自分で作ることにした。

その他  携帯TEL:J-PHONE(すぐに発信できるように,メール腹案入力済み)
      携帯GPS受信機(Map21) +換え電池(3本)
      デジカメ+換え電池(4本)
      撮りっきりカメラ
      携帯用トイレ(1個)
      ヘッドライト+換え電池(2本)
      腹ライト+替え電池(2本)
      小型ペンライト(予備)+替え電池(単4 1本)


 後は,車載用として,

   ・ 帰り様着替え
   ・ ぞうり
   ・ 手洗い水(2L ×1)
   ・ 替えメガネ(運転用予備)

  等を用意した。

(4) 課題

 さて,せっかく登るのに,ただぼんやり登るのでは芸がない。
 やはり,なにか研究テーマを設定したいとの考えがムズムズと頭をもたげてきた。

 そこで,今回は以下の4点を研究(実験)のテーマとした。

@ 富士登山でのGPS受信機の威力は?

   なにかこだわりをもって登山をしたかった私は,今回のために携帯GPS端末を
  購入してみた。
   これにより,ガイドブック等に掲載されている簡略化された登山道の
  表示をより正確にトレースできるのではないかと考えたのだ。

  使用したGPS受信機は,EMPEX社製「Map21」

   二昔前の携帯電話位の大きさに,日本全国の20万分の1の地図が
  搭載されている優れもので,ドライブの際によく車のカップホルダーに
  立てかけて使っているが,かなり正確にルートをトレースしてくれる。
    通常でも比較的衛星補足の感度が高いが,富士山のような見晴らしの
  良いところでは,さぞかし好感度の測地が出来るだろうということで
  登山中,ザックの横にぶら下げておいた。(やや重いのが難点)

   さて,その威力やいかに。

A 高い山の上では,紫外線量がすごく多いって本当?

   これについては,一般的にこう言われており,既に定説化されているが,
  そこはそれ,自分で確かめないと気がすまない私は,検証を敢行した。
   本来なら,手持ちの紫外線計付きの腕時計で計測すればよかったのであるが
  その存在をすっかり忘れていた私に残された実験方法は,人体実験しか
  なかった。

B 希薄な空気の高地で過ごした直後の順応した体に,変化はあるか?

   またまた,人体実験フェチの私としては,よだれが出そうなネタである。
   「希薄な空気」+「順応」と言えば,ズバリ赤血球の数である。

   このため,下山後に献血を行って,「赤血球数」または「ヘモグロビン数」を
  その数ヶ月前の献血時の結果と比較してみることにした。
 (筆者は,献血フェチでもある)

C 河口湖口の下山道は,本当に噂ほどしんどいのか?

   たいていの富士登山記録を見ると,よく,この河口湖口の下山道について,
 「つづら折れが延々と続き,非常に苦痛である」旨の記載があるが,私はこの下山
 ルートを使うのが初めてなので,真偽のほどは解らない。

   というよりも,昨年利用した,御殿場口の大砂走りルートが,あまりにも
 つらかったので,あれ以上につらいものなのかが疑問であったのである。

 

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