中型二輪免許から大型二輪免許をとるまで(その4)


正直なところ今乗っているドラッグスターでも私には重たくて大きいとさえ思っているのに、それ以上大きなバイクになんて本当に乗れるのか不安です。
主人に言わせると、「慣れ」れば一緒だそうです。でも慣れるのが大変と思うのです。
ドラッグスターが物足りなくなった時に初めて、大型バイクを考える事にしました。

主人がハーレー、私がドラッグスターででかけた湯の郷のハーレーフェスティバルでは、若い女性がハーレーに乗っているのも見ました。周りはハーレーだらけです。あの独特なハーレーの魅力をたっぷりと堪能し、帰る頃には「来年は私もハーレーで参加したい」と思う様になっていました。

教習所で大型免許が取れるようになったという事は、中型二輪免許を教習所で取った私にしてみればとても有り難い事です。主人のように「限定解除を飛びこみで」というのは、荷が重過ぎます。
中型免許を持っていると、大型二輪をとるには実技で10時間ちょっと走って卒業検定に合格すればいいそうです。これなら何とかなりそうです。
教習所に申し込み、早速実技の講習が始まりました。バイクは750ccです。400ccと違ってとても重たく感じました。
でも走り出すと重さを感じません。アクセルを軽く捻ってもバイクはすっと加速します。とってもパワーがあります。

教習所は中型二輪で走り慣れているので、とにかく750ccの大型バイクに慣れなくてはなりません。
中型と違って、一本橋をもっとゆっくり走らなくてはなりませんし、スラロームコースは逆に制限時間以内で走らなくてはいけません。
それでも補習なしで順調に進み、いよいよ卒業検定となりました。中型と同じ気持ちでコースを走りました。大きな失敗も無く完走しました。そして、あっさりと合格してしまいました。
なんだか拍子抜けするくらいでしたが、これで私も主人と同じようにハーレーに乗れる資格が出来たと思うと嬉しくてたまりませんでした。


こうしてやがて主人は更に大きなハーレーに乗り換え、主人の乗っていたハーレーが、「私の」ハーレーとなったのです。