ハーレーに乗って思う事

ハーレーってものすごく重たいバイクです。私の乗っているハーレーは乾燥重量が320Kgもあるそうです。主人のハーレーはそれより40Kgもまだ重たいんですって!
前に乗っていたドラッグスターが200Kgだったそうですが、あれでも重たくて大変でした。ドラッグスターよりも120Kgも重たいバイクに乗るなんて夢にも思っていなかったのですが、現実に私は今乗っています。自分でも信じられないのですが本当です。

主人の言う事によると、ハーレーの重さを苦にしない人がいるとすれば、それはプロレスラーみたいに身体が大きい怪力の持ち主くらいですって。主人もハーレーの重さには辟易していると言います。

でもいったん走り出してしまうと、全然重さなんて感じません。アクセルをちょっと回せばとっても軽く走ってくれます。重心が低いらしいので低速でもふらつきません。高速道路を走っても、風防効果のあるウィンドプロテクターもあるので走りやすいです。スピードもほとんど意のままに出せるのでとっても快適です。時速70から80Kmくらいを5速で走るのが一番気持ちが良いです。主人がいつも言っている「音」が本当に心地良いのがこのスピードです。振動も適度にあってすごく気持ちいいです。これならアメリカみたいな砂漠の中を走る横断道路でも退屈しないと思います。

ハーレーは特に、目的地へ行くまでの過程がとっても楽しいバイクだと思います。目的地に早く到着するにはもっと他に手段を選んだ方が良いでしょう。途中の「過程」が楽しいという事は、「旅」をする時に大事な事かもしれません。極端な言い方をすれば、「目的地」は無くても良いのです。
走っているだけで楽しいと思うのですから・・・・・。

でも止まる時はすごく気を使います。信号待ちで止まる時や、止まらないまでも渋滞でゴーアンドストップを繰り返しながらのろのろと走るのははっきりいって嫌いです。とにかく止まると、ハーレーはとたんに重さを感じます。私のような女性にしてみれば無謀な重さです。力で何とかできるってレベルじゃ有りません。もうびくともしないのですから。もしもバイクが倒れでもしたら大変です。一人では絶対に起こせません。これまで幸いこけた事はありませんが、やはりいつも「こかさないように気をつけないと」と思って走っているのが良いのかもしれません。走っているときでも、タイヤが滑って転んだら大変と思っていますから、無茶な運転はしませんし、これが却って安全運転に繋がっていると思います。
ハーレーみたいな大きなバイクはある意味では原付や小型バイクよりも安全だと思います。

それにハーレーに乗って走っていると結構色々な人とお友達になれる機会が多いようです。話しかけられる機会は、ハーレーに乗る前と比べるとやっぱり多いみたいです。それだけ注目され易いのだと思います。格好もですけれど、「音」も独特ですものね。目立ちますから、自然とマナーを守ってきれいに走りたいって思います。ハーレーに乗っている女性はまだ少ないですが、もっと沢山の女性にハーレーに乗って欲しいと思います。ほかの女性からも「わー、かっこいい」と思われ、「私も頑張ってハーレーに乗ろうかな」なんて思ってくれたら最高ですものね。