トリインフルエンザNHK報道の偏向のひどさ



3/16のNHKニュース10のトリインフルエンザに関する放送はひどかった。既にウイルスの深刻な環境汚染をみて国民の不安もその極に達し、鶏卵肉の消費回復はおろか、次ぎの大型発生をみれば、近隣への責任から養鶏場主の進退もきわまろうと云うとき、相変わらず清浄国の仮装のもと、ワクチンについても平然と逆の説明を繰り返して、ワクチンの為に野外ウイルスが危険な変異を遂げる可能性のみを強調して更に国民の恐怖心を煽る農水省と喜田教授のやり口はもはや国家犯罪である。
汚染国を清浄国と云って、ごまかすことで成り立つ理論はその前提をわきまえず、あれを本気にする人があると考えると恐ろしくなり御用放送のこわさ、無知の恐ろしさ、日本の危うさをしみじみ感じた。喜田さんのメキシコ非難も変わらず、喜田さんしか出ないのも相変わらずだった。しかし分かって居るものが見れば、まるで子供だましで喜田さんも本性を現したと云え、返って後でどんなにインチキか説明がし易い。
さて前回、馬の例をあげたが、豚も人間と同じ型のインフルエンザに罹かり、とっくにワクチンを使って居る。馬はH7N7,人間と豚はともにH3N2,H1N1で農水省や喜田さんのいうような、これまで危険な変異を起こした事実は全く無く、鶏に対する自然のウイルスは人間、豚と同じ型で無論変異なんかしていない。つまり彼らが云うことは、将来理論的にその可能性ありとするだけの全くのごまかしなのだ。
メキシコの話も本当は全く逆で、事トリインフルエンザに関しては向こうのほうが、先進国なのだ。喜田さんの研究の基礎になった交差免疫を認めない理論はもう通用しない。農水省はワクチンの使い方、考え方は人間の場合と鶏とは違うから許可しないとしたが、豚ではとっくに許可しているのだ。許可しないのは喜田さんの研究の為だけで外に正当な理由は無い。豚と鶏に違いはないことは誰の目にも明らかだ。日本はこんな見え透いたごまかしの通る国なのだ。将来あるかもしれないわずかな可能性としての変異を自分達の都合のために、さも事実のように言い立てて恐怖心を煽る汚いやり方だ。
喜田さんと農水省の根本的ごまかしは、日本は前記ワクチンだけでもH1,H3,H7,それに自然毒のH1,H3,H5と立派に汚染国なのに清浄国を仮装して、さも今度のH5N2ワクチンで初めて汚染されるとするような真っ赤なウソでかためた上で初めて成り立つ理屈を、そのことは百も承知の上で、自分の研究を優先し、その予算付けの農水省が結託して恣意的にやっているとしか思えないところに、許し難い面があるのだ。繰り返すように国家犯罪である。ところで現実にはもうとっくに手遅れだ。
環境汚染はネズミ、カラスに広がり、ウインドレス鶏舎でもどうにもならないことは鶏飼いなら先刻承知で、消費者が不安なら、生産者はもっと不安でヒナも入れられない。養鶏業界にとっては、ウイルスが変異する可能性より現実の問題で、もう待ったなしの状態だ。ワクチンもとっくに育成のワクチネーションプログラムに組みこんであるのなら兎も角、そこら中汚染されて居るのに今更リング状にワクチンの壁を作って防御するなどと、よくこんな素人騙しをしゃあしゃあと喜田さんと云う男も云うもんだとその厚かましさに閉口というか感心してしまう。 ワクチンは直接鶏を守るというより、最後に消費者に納得して貰う手段だった。H5N1という野外の強毒を不活化ワクチンに置き換えることはFAOの云う環境中のウイルス量を減らすことが目的なのであって、万にひとつも危険な変異をよぶものでないことは、これまでの人、馬、豚などのワクチンが証明しているではないか。一部の学者が煽って居る、ワクチンをやることによる変異など過去に実際起きたことなどなく、将来の万一の可能性にすぎないのだ。そんなことと現実の危機危険を引き換えにする農水省も学者も全く許せない。