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その意味ではネズミ、ネコも同じである。況んやカラスかネズミかではない。日本人の思考、行動様式にも困ったものだ。繰り返すように大局観がまるでない。お前はどうかと云われれば一言もないが、それでも良識のある、多くのそれぞれの先輩達に支えられて常に首尾一貫を期するものの軌道修正をよぎなくさせられることが多い。 何れにしても、カラスは実例からネズミは実態から、もうＦＡＯの云うように、ウイルスによる環境汚染を素直に受け入れて、根本的対策をたてないと危険な段階まで来たと云うことを政府、行政も認めるべきなのである。 たまたま現れた氷山の、ほんの小さな頭の、カラスの死骸から、またしても付近の養鶏場を調べて更に風評をかき立てる、そんなことを繰り返してどうなるのだ。被害者の養鶏場はカラス一羽の死骸で、さらにいわれの無い大打撃を受ける。そのことに養鶏団体は抗議ひとつしないのか。大局観がなければ根本的対策もたてられぬ道理だ。 坂口厚生労働大臣は最早全国どこで発生してもおかしくない、モウ、ケッコウだ、と云った。ダジャレに文句を云うまえに、その言葉を真摯に受け取るべきで、もはや充分想定される全国的なウイルスによる環境汚染に対して根本的対策が必要ということに外ならないのである。 そして何度も云うように、ウイルスによる環境汚染を防ぐためには早急のワクチン使用以外ない。カラス、ネズミ、ネコ、さらにはヒトと広がるであろう被害と社会不安を、環境中のウイルスと共に鎮める、その為のワクチンなのだ。ここまで来てしまった事態にカラスの死骸などいちいち家畜保健衛生所に届けさせ、本当に大切な業務に支障を来させるような重箱の隅をつつく愚行を指示する大馬鹿者は坂口大臣のほうから夫れ夫れに働きかけて、行政といわず学者といわず即刻クビにすべきである。 中でも特に許せないのが、喜田、大槻教授だ。そのプロフィールにあるとおり、出身の製薬会社などの準備のための時間稼ぎとしか思えない。これなど息子の友達のテント屋社長の意見だが、あまりの誘導のひどさはさもありなんとさえ思える。学者達よ、本来の良心を取り戻してくれ。今の行動は過去の云い方と違い過ぎる。 このままでは養鶏だけでなく国民が危険だ。昨日読んだ週刊誌２誌の記事は同感である。カラスの死骸で風評をかき立てて居るのは、学者と行政だ。今度ばかりは週刊誌の肩を持つ。かくなる上はカラス、ネズミ、ネコなど家畜保健衛生所にまかせて、本当の巨悪は誰なのか、国民の命の安全のためあぶり出してほしい。 Ｈ １６ ３ １１ Ｉ，Ｓ |
