今度はカラスを追いかけ回す。空ばかり見て居ないで少しは足元も見つめ直しましょう。とネズミを持ち出したが、実際みんなどうかしてるんじゃないか。着手小局、着眼大局と最初に将棋の故升田九段の言葉を持ち出したが、大局観もなければ次ぎの一手も見えないコレクター的学者や政府行政に引きずられて養鶏業界も国民もどこへ行くのやら。 卵価もまた下押した。わが家のような矮小経営の鳥小屋では、ポツダム宣言ともいえるFAOなどのトリワクチン使用推奨を政府が拒み続ければ本当に「5月6月骨の国、7月8月灰の国」になりかねない。大型養鶏主体の日本養鶏協会の話でも(4Ch)「こんな貧弱な補償内容では大型経営ほど報告しにくいケースもあるかも」と云うようなことだったし、況んや我々のような小規模養鶏では、補償もへったくれもない、放り出してしまうほうが多くなるだろう。こんな無責任なことは誰も云いたくないが想像力の欠如している行政学者共はまた想定外にして逃げてしまいかねない。 規制を厳しくすればするほど、そうなりかねないのがどうして分からないのか不思議だ。そんなにワクチンが欲しければ補償はしない。補償するからワクチンは許可しない。とするのがアメリカの論文などにも出てくる、どの国はどうするかと云う時の、政治的判断なのだ。それがあいまいモコとしているのが日本で、今回の欠陥マニュアルの欠陥たる所以である。その点は養鶏協会の要求もどちらなのかなと思う部分は無きにしもあらずだが。 「鶏さんが可哀想。ワクチンがあったら使って」とは、今や消費者大多数の声だ。もう生き埋めの鶏を見るに忍びないのだ。テレビで画面を見せないようにしても、もう脳裏に焼き付いてしまって居る。繰り返すように落としどころはワクチンしか残ってないのだから、政府と学者たちの無責任で復活させたワクチンと抗菌剤を混同するような間違いを放置せず、正しいワクチンの知識を世界的な事例まで、今のように白を黒と言いくるめることなく明らかにして貰いたいものだ 。このまま事態が深刻化していき業界に自殺者、市民に感染者が出るようになれば、主導する学者たちはT大のA教授の場合を覚悟せざるを得なくなるだろう。もう悲劇は繰り返したくないものだ。 このホームページには著作権も何も無い。農水省には毎日投書して居る。だから新しいネタはない。出典は皆、保存してあって考察はそれに基づいている。だから誰方がどのように利用しようと、そのまま質問材料などに使われようと自由である。利用出来るものが有ったら大いに利用して下さい。ただ利用する場合はほんとのことを云って下さいね。このホームページに書かれた内容しか請け合えませんよ。 H 16 3 9 I,S |