ALERT,風評を防ごうとごまかしを続けることは後で責任を取らされる事になる

日本という国、一旦事が起こると右往左往するだけで緊急に対処して処理することなどおぼつかない国とは聞いて居たがこんなにひどいとは思わなかった。こんなに矛盾だらけでごまかしおおせているつもりだから本当にそうなったらひとたまりもあるまい。

国立感染症研究所の発言ひとつをとっても、先に人類が抗体を持たない新しいインフルエンザが発生し流行したらこうなるとシュミレートしておきながら、実際トリインフルエンザが我が国に侵入したとたん、最初のうちこそそれに沿った云い方をしていたものが、実際に学校関係者などが心配するようになると一転して「一般の人がそこまで心配しなくても」といい、テレビでは実際、学校の子供が普通のマスクをして鳥小屋の糞掃除をしていて納得させられてしまう。

一方では同じ人から「鳥小屋に近付くな」と云われて、鳥小屋へは校長だけしか近寄らない学校もあるとか、動物園でも外国ではカラスが死んだだけで入園を止めるとしているのに、一番厳重な筈の日本では鳥に接している子供たちのそばで園長さんが、なにを根拠にしてか『(日本では)大丈夫です』という。

むしろお客のほうがライオンやトラは病気が出て居る国から知らないで輸入して居た鳥肉を生でたべていて同じ所の鳥たちは大丈夫だろうかとか、渡り鳥で一番危ないのは知らされずにウイルスが冷凍やチルドで入って来て並んで居るやつだとか、そんななか、実際は国境がない疫病の流行でベトナムで起こることは日本でも起こり得るのに、学校に対してもそれを警告した本人が一転してこんどは心配するなという、ベトナムの農村で起きたことが日本の学校では決して起こらないとする確たる根拠も示さず無責任すぎはしないか。

ひるがえって養鶏業界、しいんと静まり返るなか、裏情報はおびただしく行き交って居る。概ね政府行政のいうことはもう信用して居ない。理屈ばかりこねていないで、お前はどうするという昔の仲間の問い合わせが多いので、こう正直に答えて居る。

息子たちの養鶏規模はたったの1万5000羽、息子二人、娘婿をいれて従業員14名、売上年間1億5000万、労賃一人当たり323万。これが税務署への概況報告の内容だが繰り返すように実際病気が入って来たら、一般の従業員10名は避難させる。幸い全員が社会保険、わずかでも退職金もあるので、また事業再開の節は宜しくと説明している。

国が清浄国に拘っているうち周囲の国の情勢ものっぴきならないところまで来てしまった。霞ケ浦の鯉でもそうだが、食べても安全なら後は業者の自主判断に任せれば良いものを、予防法を盾にとって全部殺させる。そして膨大な国費を支出して肝心のウイルス根絶はそっちのけだ。これなど法の趣旨精神を全く理解していない小役人どもの我慢のならないところだ。そうは思わないかと茶の間で仲間同士話して居る。

さて従業員は退避させて鶏舎はシートで覆い、家畜保健所を呼ぶ、発症の最盛期はウイルスの排泄も多く一番危険な時期とあるから近隣への飛散を防ぐ意味でもむしろペンシルバニア方式でそっとしておくことを勧める。尤も処理してくれる方が直ぐやるんだといえばその限りではない。

事業再開の時期はワクチンが許可になってからだ。効く効かないは別問題でその辺の現場での重要性が政府にも学者にも分からぬらしい。それなのに農水省は国産を増やすから輸入が減っても大丈夫という。

冗談じゃない、国として無防備のままで、やられたら生き埋めがすべてだなんて、ヒナだって入れられないよ。そういうことで入雛中止をまず宣言したが、このまま国が清浄国で突っ張っているうちはどっちみち一度はやめるようだと話して居る。

生き埋めにしながら死毒ワクチンを打っている外国の図、あれでは効きっこないがそれでも私からみるとワクチンがあるだけ日本よりましに見える。