2005年5月1日現在、千葉県に副知事は存在しません。この異常事態、みなさんはご存知ですか?副知事が存在しないということは県にかかわる知事の実務を補佐するポストが空席ということで、県民のみなさんにも深く関わることです。例えば極端な例ですが今千葉県が大地震などの災害に見舞われたらどうなりますか?知事はもちろん県民の生活を守るべくすぐに行動をするはずですがその行動をサポートする人材が今はいない、ということです。 | |
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◆ | なぜ、こんなことになったのか? | |||||||
知事選でご存知のように堂本あき子知事が再任されました。ということは県議会最大派閥である自民党は知事とは対決する立場の野党になります。 そんな中、再任された堂本知事は前回の任期中も副知事を務めた二人の副知事白戸章雄、大槻幸一郎両副知事の任期が4月19日に切れることを受けて、4月の臨時県議会で再任の案件を提出しました。つまり、前回に引き続き今回も白戸・大槻両氏を副知事に任命したいということの承認を議会に求めたわけです。 しかし結局のところそれの案件は「継続審議」となりました。わかりにくいのですが「継続審議」つまり、任命を決定するのではなくこの件については引き続き検討をする、つまり今任命はしないということです。 |
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◆ | いやがらせだと思う根拠 | |||||||
こうなったいきさつはどうなのでしょうか? 自民党の主張は「副知事、特別秘書人事以外にも、現在約30人いる知事室の職員数は過剰であり削減すべき」です。 では本当に過剰なのでしょうか?自民党は副知事二人を任命しないだけでなく山本美和・特別秘書を私設秘書に降格させることまでも要求しています。全国的にみて知事室の職員数は本当に過剰なのでしょうか? 【副知事の数】
↑客観的にみても2人という副知事の席が多いという結論は出ないように思います。 また特筆すべきは高知県・長野県・群馬県と革新知事の県はみな副知事が否決による空席であるということ。千葉県も革新知事の仲間入りでしょうか。議会の多数を占める自民党が革新といわれる知事に対して行ういやがらせの常套手段といえませんか? |
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◆ | 議論は全くできなかった | |||||||
今回の議会で、この大事な点についての議論はほぼ行われなかったと見ていいと思います。小島武久常任委員長は「継続審議」となった理由は一切説明しませんでした。宮内三郎議長はそのまま強行採決を行いました。つまり数にものをいわせたわけです。 私達は自民党千葉県連に対し「きちんとした議会のルールを守って欲しい、議会の場で説明責任を果たすべきだ」という抗議文を送ったり集会を開いたりして抗議を続けています。 |
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◆ | 今頃説明をしている | |||||||
4月17日の読売新聞に自民党県連幹事長の金子和夫氏のインタビューが掲載されました。内容は「責任は譲歩をしない知事にある」というのです。 | ||||||||
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◆ | 議会で説明をしてほしい | |||||||
意見が違うなら議会で堂々と説明をしてもらわないと困ります。新聞記者にだけ話しをしてもらっても反論できません。これでは「千葉ではいまだ根回し政治をしている」という印象を与えてしまいます。 | ||||||||
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◆ | とにかく現在副知事はいない | |||||||
議会で議論が行われず現在副知事はいません。県政の運営に支障がでていることは間違いありません。現に6月の予算編成について本来であれば多分白戸副知事の分野ですが、知事が出ていると思います。知事の本来の執務時間を圧迫します。このままでは県民に影響がでてしまいます。私達は「開かれた議会運営と議会の活性化」を求める諸署名活動を行います。是非ご協力ください。
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★色々知りたい方はこちらもどうぞ | ||||||||
・新米副知事おたおた日記(大槻幸一郎)の紹介 | ||||||||
・副知事っていうのはそもそも何?(フリー百科事典ウィキディペア”副知事”のページ) | ||||||||
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