今月のニュース<2003年1月>

会長杯男女そろってベスト3

子どもたちが意地を見せてくれました!!
男女そろって、ベスト3に進出です。男女とも初めてのこと。感激です!!

今日の1試合目は、夏の関東大会覇者「新座石神」さんです。実は、ここ2年、会長杯で石神さんに敗れ引退しておりました。また今年度、夏の関東決めでも、秋の南部予選でも石神さんに勝つことができていませんでした。
そんな強敵相手に前半は15−20と5点ビハインド。誰もが「またかー」と思ったことでしょう。しかし後半メンバーが落ち着いて戦ってくれました。後半25−12と、4Q途中での逆転勝ちでした。

2試合目は、冬の関東覇者「上尾ガリバージュニア」さんです。今年度何度も練習試合で対戦させていただいているので、お互い知り尽くした仲で、とにかくどちらのペースにもっていけるか、最後まで気の許せないゲーム展開でした。
前半27−21とリードして折り返すことができました。ここで追いつかれてしまうのが、いつものパターンだったのですが、今日は違いました。子どもたちがとられてもとりかえす最高のバスケットを見せてくれました。結局後半も22−18と競り勝ち、ついに夢のベスト3入りを果たすことができたのです。

石神戦、ガリバー戦ともものすごく白熱した試合で、本当に手に汗にぎる展開でした。実力の差はほとんどなく、最後は「関東に出られなかった戸田軍団の意地」だったように思います(^^)

ここまで来られたのも、子どもたちの頑張りはもちろん保護者とスタッフの「三位一体のパワー」だと思います。
そして応援してくださった皆様のおかげです。ありがとうございました。

さらに、私たちだけで勝ったとは思いません。
ライバルとか関係なく、子どもたちや私に毎回のように教えてくださったガリバージュニア監督のひげガリバーさん、ゴーストさん、バーズのEヘッドコーチ、前日の練習相手を快く引き受けてくださった下忍のおぐちゃん、いつも作戦盤を使って分かり易く教えてくださった上尾あずま元鬼監督様、更にわざわざ愛知県から見に来てくださった岡崎ミニの水野総監督、本当にあげればキリがありません。
皆様のおかげでここまで来られました。心から感謝致します。

あとは来週の25日の三つ巴戦(柏葉さん、豊野さん)で最後の力を振り絞りたいと思います。今日の石神さん、バーズさん、ガリバーさんの子どもたちのあの涙を忘れず、彼らの分まで戦いたいと思います。

今日は、本当にありがとうございました。

聞いたところによると、うちの7番(ハギ)は昨日の試合の後、家に帰ってから近所の公園に練習しに行ったとのこと。ヤツの努力には頭が下がる思いです。
他の子どもたちも、きっと25日に向けて個々の課題に取り組んでいるのではないかと思います。

追伸

石神戦、両者とも一歩も引かない激しい攻防だったと思います。最後まで4番のO君は怖かったです。
試合が終わったとき、ガリバーの保護者の方が(戸田ー石神戦を見て)感激して涙を流されたとの話を聞いて、私もジーンとしました。
昨年はこの会場で「すげえ、すげえー」と目を丸くしながら見入っていたうちの子たちが、見ている人に感動を与えるくらい成長したのだなあとしみじみ思いました。

ガリバー戦では、私がここ数ヶ月いじめぬいてきたアッキー、ケンジ、ヒシダ、Jが意地を見せてくれました。精神的に強くなったと思います。その成長ぶりにまたまた感激でした。

それにしても、ガリバーの子どもたちのあのディフェンス力とシュート力はやはり凄まじいものがありました。残り1分で8点リードしていても、最後まで気を抜けませんでした。

そして共にがんばってきたガリバーの子どもたちの涙には胸を打たれました。

この一年、ずっと切磋琢磨してきたガリバー、石神、バーズの子どもたち、ライバルでありながら仲間なんですね。私にとっては、全員がかわいいバスケ仲間です。
試合が終わった後、その良きライバルたちを談笑する我が子たち。本当にすばらしい交流をさせていただいた一年だったと思います。そして、彼らの分まで頑張らなければと強く感じた次第であります。

25日は、戸田と柏葉と豊野の三つ巴戦です。ここで埼玉チャンピオンが決定です。
偶然にも、3チームとも県大会の時のCブロックチームです。あの時の悔しさをバネにしたいと思います。

我が坊主軍団にとってのファイナルステージが間近に迫ってまいりました。
全国大会の出場権のない戸田男子にとっては、25日の豊野・柏葉戦が、全国大会と同じくらい価値ある試合です。
この2戦に全てをかけたいと思っております。

子どもたちもきっと同じ思いでしょう。
先日のバーズ・石神・ガリバーの子どもたちの涙を、彼らは忘れていないと思います。

今日の練習では、咳をする子はいますが、なんとか全員健康体でそろいました。
毎日マスクをつけて学校では授業を受けるなど、健康管理に対しても真剣に取り組んできました。とりあえずは、ベストの状態でのぞめそうです。

保護者の皆様、子どもたちのこの頑張りに対して、熱い後押ししてください。最大の応援を期待しております。
当然、戸田ミニカラーの「真っ赤な応援席」ですよね!

さて、25日の会長杯の日程です。

Aコートです。

1. 9:30〜(女子) 宮寺ー戸田
2.10:40〜(男子) 柏葉ー豊野
3.11:50〜(女子) 戸田ー上青木
4.13:00〜(男子) 豊野ー戸田
5.14:10〜(女子) 上青木ー宮寺
6.15:20〜(男子) 戸田ー柏葉 

女子、女子、男子、男子と、息もつけないほどの一日になりそうです。

鬼コーチ(一関監督)様からのアドバイス

本当におめでとう。
けれど凄いね、超激戦区の埼玉で男女揃ってベスト3とは…
トダッチのバスケットにかける夢へもう一歩、子供達が君の夢をきっと実現してくれる事と思います。
老婆心ながらファイナルにあたってのアドバイス。
子供達を信頼し、そして決して信用しない事!!
子供達は相当に意識過剰になっているはずです。
そしてそれを整理出来ないで試合を迎える可能性があります。
土壇場ですからね、大人だって落ち着いているようでもなかなか無理なもの。
そして、バスケくらい心理状態がもろに響くゲームはありません。
視野が極端に狭くなってきているはずですし、ボールが何処にあるのかさえ、しばしば分からなくなります。
コーチの指示を聞いているようで全く耳に入っていません。
一生懸命うなずくンですけどね。
従って、あんなに逞しく素晴らしいプレーをしてきたのに…と指導者がパニックになっていく事も私の場合は度々でした。
故に、ファイナルは今までの子供達と違う人間がゲームをするのだ…とまず指導者が割り切って事に臨む事です。
腹を据える。子供達は見ている余裕が無いようでいながら必死にコーチの顔を覗っています。
少しでも同様の気配があると即動揺してまいります。
よく平常心…と言いますが、無理に平常心たれ!なんて無理な話。
私は興奮しているんだからむしろハイテンションになっているはず、何時もと異なった環境ならそれに対し積極的にチャレンジしようぜ!! …と。
最近覚えて格別に気に入った言葉があります。
「随所に主たれ」という仏教の経典に出てくる言葉だそうで、法事の席で聞いた言葉なので文字は多分こう書くのであろうと…というレベルですが。
これは、何時でも何処でも自分が主役。どんな仕事をしていても決して
他人にやらされているのでは無いのだよ、という事だそうです。
これを私は子供達に繰り返し繰り返し言っています。
辛い練習もコーチにやらされているんじゃなくて君達が自分を鍛えたいと進んでチャレンジして行くんだよ!と。
ですからゲームも同じ、全力を尽くして積極的にバスケットをやりに行く。
全力を尽くして積極的にゲームを楽しみにいく!
失敗を恐れない事、これが勇気。

おせっかいついでにもうひとつ大会への入り方を。
試合までのアプローチはさりげなく繊細にスケジュールをたてる事が必要です。
子供達の起床時間も早くさせる。
会場へも出来るだけ早く乗り込んで時間的な余裕を持つようにする。
ウオームアップはシュート練習等させたいし又選手もしたがるようですが楽しく集中できるなにかバスケット以外のものをさせてみるのは結構効果があります。
私のところの縄跳びなんていうのも結構子供達が熱中して楽しい興奮を積極的な集中力に転換させます。
つまり、これからのゲームを忘れさせた方が、なにか楽しく熱中するものでバスケットを一度忘れさせた方が積極的な興奮を持ってゲームに飛び込めるのではないかと思います。
これが私と家内のたどり着いた結論。
「バスケットを忘れ、バスケットに熱中する」
ファイナルは子供達の晴れの場であり又試練の場です。
が、もっと大きいのは
   指導者にとっては「最大の修行の場」なのです。
だから、コタエラレナイのです。
こんな最高の場面は人生でそんなに度々来るものではありません。
その最高の時を本当に心から楽しんで下さい。
トダッチと子供達が力いっぱい素晴らしい時を楽しんでくれる事を願っております


会長杯無念の3位

応援ありがとうございました。結果から言わせていただくと男子は2敗して3位となってしまいました。

関東優勝チームの上尾ガリバージュニアさんに勝って意気揚々と乗り込んだつもりでしたが、それだけでは勝たせてくれないのが、今年の埼玉男子の厳しさであります。

まず初戦、柏葉に負けた豊野との試合でした。前半3点リードで折り返し、まずますのスタートでした。後半の出足も良かったです。落ち着いた試合運びで、3Qでは最大10点リードまで開いたと思います。
ここで、気持ちのゆるみが生じてしまいました。4Qになってあたってくる豊野のディフェンスに対し、自分で攻めず人に頼りだしました。これがうちの一番悪い所です。結局数本のターンオーバーから一気に逆転を許してしまいます。再び逆転したものの、ゆっくり攻めておけばいいものの、攻めてしまい(タイムアウトをとるべきでした)、残り20秒きって相手ボール。まだ1点リードしていたのですが、のこり0,7秒で痛恨のファウル。7ファウルだったため、当然相手のフリースロー。2本とも決められゲームセットとなりました。この状況で2本とも決めた9番君には、悔しいけど拍手です!
敗因はファウルトラブルと私のタイムアウトミスでした。個人ファウルが4回になった子が続出し、前回の気迫のディフェンスが全くでなくなってしまいました。
私のタイムアウトのミスは、ずっと悔やまれます(涙)

2試合目は、柏葉戦でした。
もうあとのない我が戸田ミニ軍団。
ところが、全く元気がない、声が出ない、攻められない。
前の試合の逆転負けのショックが尾を引いているのか、ファウルトラブルを気にしすぎてしまったのか、元気のないまま、何もできないまま、完敗しました。
あっけない幕切れでした。もちろん柏葉の子どもたちの勢いがそうさせたのでしょう。

しかし、周りの方からも
「どうしたの?先週で燃え尽きてしまったんじゃないの?別チームだったよ」と言われるできばえでした。

私もそう思います。
思えば、打倒ガリバーでずっと練習してきていたので、モチベーションが下がっていたのは、事実です。それをこの1週間調整してきたつもりだったのですが・・。

何はともあれ、負けは負けです。技術的なこともさることながら、上位2チームの方が、一枚も二枚も気迫ではうちより上だったことは間違いありません。
激戦ブロックを勝ち上がってきただけに、残念ですが。

しかし、プレッシャーの多い試合を経験してきた戸田ミニ軍団には、誉めてあげたい気持ちでいっぱいです。

試合後、一人一人に銅メダルを首にかけてあげながら、話をしました。
「できなかったと自分を責めるのはやめよう。埼玉県3位を誇りとし、堂々と帰ろう」と。


これで、戸田ミニ史上最強となった6期軍団の挑戦は、ひとまず終了です。3月2日の関東招待試合に出られることになりましたが、明後日からは新チームに切り替えです。

これまで応援してくださった皆様、いろいろと教えてくださった皆様、本当にありがとうございました。
皆様のおかげで、最高に楽しい一年となりました。