その3 新たなる難題、そして救世主!そして旅立ち・・
我が家のサスケは、小さな侵入者達を許しませんでした。何せ興味を
示すと、貰えるまで粘る執念深さを持つサスケです。奴の手の届かない
場所に置いたとしても、そういうとこは、ずる賢いサスケのことですから
我々が寝てる間にでも、何を画策するか分りません。いや、これ笑うとこ
じゃないですよ、マジで心配したんですから(^^;)
取りあえず2階の部屋に連れて行き、ドアを締め切りました。サスケは
最近、歳を取って階段を登れないんです。しかし、寝る時は2階に連れて
行かないと「連れてけ〜っ!」と鳴く(泣く)もんですから、奴も2階に上がって
来ます。その時、子猫達を下の部屋に待避させたとしても、サスケは
階段を降りることは出来ちゃうんですよ・・・。さらに、我が家は共稼ぎ、
二人がいない昼間はどうすればよいのか・・・そして、サスケが、これほどの
拒絶反応を起こすとは・・・計算が甘かったこと痛感しました・・・(--;)
そんな時、隣のアパートに住んでる方達が、カミサンから話しを聞いていて、
子猫達を見に来ました。子供達も入り交じって、「プチ歓迎パーティー」
のようです(笑) その中のひとりの方が、我が家の事情を聞いたところ、
預かってくれると言うのです!大の猫好きだそうですが、残念ながら、
アパート住まいですから、飼うことは出来ません。しかし、「アパートだし、
マズイでしょ?」と言うと、「もし見つかっても、『預かってるだけ!』って言えば
平気!」と、強気な発言(^^;) こちらの心配をよそに、チビ達を連れて帰りました。
まさに「救世主!」
まぁ、こう言ってはナンですが、我が家としては大助かりです(恐縮)
昼間は、この方の家で、夜はウチの2階でカミサンがサスケと1階に寝る
っつうことで、チビ達の「取りあえずの生活」は成り立ちました。
サスケは、カミサンに甘ったれてるんで(笑) こうすれば、鳴かずに
1階で静かに寝るんですよ。奴にとって、ワタクシの存在って・・・(汗)
そして、翌日。昨日、「家族を説得する!」と言っていた子からメールが
入りました。「説得に成功!飼います!」と (^。^) しろちゃんの里親が
見つかりました。たった一晩だけの付き合いだったにも関わらず、アパートの
人達と、その子供達が、しろちゃんの新しい旅立ちを見送ってくれました。
子供の一人は、今にも泣き出しそうです。「こういう人達ばかりだったら、
チビ達も、こんな目には遭わなかっただろうな。」そんな事を考えながら
しろちゃんと車に乗り込みます。おとといまで、鳴く元気も無かった、しろ
ちゃんが、ひとり箱の中で、「みぃ〜みぃ〜!」と、元気に鳴いています。
やはり、仲間から離れることに不安があるのでしょうね・・・。「でもね、
キミの幸せのためなんだよ。」しろちゃんに言い聞かせてるのか、
自分に言い聞かせてるのか・・・そんな独り言を言いながら、里親さんの
待つ場所へ車を走らせました。新しい飼い主となる、その子は、すでに
動物病院の場所も、近所の評判も調査済みでした。そして、今のしろちゃん
に必要な全てを揃えて到着を待っていました。今一度、心構えを聞き、
確認したうえで、しろちゃんを渡しました。初めて見る人間に戸惑いの
表情を見せてはいましたが、しろちゃんの安住の場所が決りました。
元気でな、しろちゃん!幸せに!
嬉しいような、寂しいような・・・。なんか、複雑な気持ちで帰路につきました
アパートの人達に一番人気のあった しろちゃん 里親さん決りました!(^o^)/~ |