55 ウハウハ日記

NO.001オールドアルファっていいやん!!
そもそも何事にもキッカケという物は存在しまして、つきあい始めたキッカケ、喧嘩のキッカケ等イロイロあります。もちろん私にもアルファ(他外車含)にとりつかれたキッカケもあります。
それは何かなぁと考えるとイロイロありそうです。

まず第一のキッカケとしては漫画です。西風先生のGTroman!!
これは、ご存知の方も結構多いかと思いますが、60〜70年代後半の車を中心にアルファ・ロータス・ミニ・MG等のオーナー達が繰り広げる、理想的なカーライフを物語った漫画なのです。
もう何度読み返した事か・・・これを読む度に段付きが欲しくなります。75は出てきてるのに155はでてきてない・・・非常に残念。
(もし知らない人がいたら絶対にオススメしますよ!!集英社 YOUNG JUMP COMICS 1〜11巻迄でてます)

第二のキッカケとしては、94年より購読しはじめたTipo!!かもしれません。正直今の車にたどり着くまでにはバイヤーズマニュアルとして大活躍してくれました。みなさんご存知とは思いますが・・・
こうしたキッカケにより大きくオールドアルファに引かれていき、同時にモダンアルファにも興味が出てきたという訳です。

しかしながら好きになったからといって簡単に手に入るものではなさそうです。
イロイロな文献を探れば探る程、メンテナンス・維持が非常に難儀なものであると知る様になったのです。
価格的にはピンキリですが、250万程度あればソコソコなものが買えそうな感じはあります。
しかしランニングコストを考えると・・・・・ウ〜ン
とりあえずじっくり考える事にしました。
NO.002段付きアルファ!400万
ある日、アピス神戸さんへフラッと車を見学に行くと、シルバーのアルファロメオ ジュリアGT Veloceが展示されているじゃないですか。程度もかなり良さそうで、しかも塗装面もメチャきれい。
お店の人に話を聞いてみると、それもそのはずなんでもこのアルファ、1オーナーもので空調完備の車庫で保存されていたとの事です。どうりで程度がいいわけだ!!本当にキレイ・欲しい・・・
しかも保存状態がいいだけに、いい値段がついていました。なっなんと400万!!グハッ
400万といえば新車で155が買える。国産なら、だいたいの車なら買えてします。マニアックな車とはいえ30年も前の車なのに、この値段には恐れ入りました。ふー
まぁ200万前後のポピュラーなやつを手に入れる事も考えたが、維持費を考えると・・・(^_^;)
経済的に1台しか車を所有できない私にとっては、ハードルが高すぎた様でした。
でもいつか手に入れていれようとヒソカにねらっています。フフフフフ・・・・
NO.003アルファロメオ75にしよう!!
とりあえずオールドアルファは見送る事になりましたが、やっぱりアルファが欲しいぃという物欲は消える事は無かった。そしていろいろな雑誌を読みあさり、結果アルファ75に決意したのであった。

ここで断っておきますけど、オールドアルファ→アルファ75→アルファ155へと欲しい車を乗り換えていった訳ではありませんよ。本当に一番最初に欲しかったのは、やっぱ155なんですね〜。でも350万もするんですよ・・・とても買えない・・・とこの時までは、本当に思っていました。予算は250万くらい迄!!
この予算でいくと75が買えそうじゃないですか。しかも75は、アルファ最後のFRだとか、トランスアクスル等マニアックな要素がてんこ盛り!!これは良さそうという事で、アピス神戸さんに再度足を運ぶ事にしました。

そうして話をしていく内に、75オーナーになる為の敷居が以外に高かったのにビックリしました。
とにかくランニングコストがかかるという話を聞きました。
どうしても75!あるいはFRじゃないとイヤッというお客さんでなければオススメできないという話を聞き思わず一歩引いてしまいました。
ウ〜ン たしかに絶対に75 OR FRというコダワリは無かったが・・・・アルファ欲しいしなぁ・・・・とイロイロな話をしていくと予算が250万くらいなら145は、いかがですか?と切り出してきた。
145か・・・・(私はあのフクロウみたいな顔がちょっと・・・・145オーナーのみなさんゴメンナサイ!!当時はあの顔にあまり免疫がなかったので・・・つい・・・今は好きです)
ウ〜ン・・・・・と考えて結局、155の見積りをとってみました。

すると、なんだか買えそうじゃないですか!!まぁさすがに余裕という訳にはいきませんが、これならいけるでぇという見積り書がでてきました。なんか初めてアルファにちょっと近づいた感じがしました。

NO.004アルファロメオ155いらっしゃ〜い!!
そして見積書の内容を妻と吟味し、97年1月26日に購入してしまいました。
カラーは、もちろん赤!!せっかくアルファを買ったのに赤じゃなかったら何か損した様な気がして・・・・・
納車には、約2週間程かかるとういう事です。
来週にはミラノから横浜に到着し陸上げされる等の話を聞いて、イタ車を買っちゃったという余韻をしみじみ噛み締めました・・・・ミラノですよ!ミ・ラ・ノ(^_^)/

それから約2週間後、97年2月11日に無事納車される事になりました。
NO.005納車
さて!いよいよ納車の日であります。んーーーなんか緊張するぅ。
何故だ??只の納車なのに・・・
そう、それは私が生まれて初めて左ハンドル+MTを体験する事になるからなのである。
初めてのMTというだけでも、ちょっと構えてしまうのに(実はちょっとどころか、かなり構えていた(^_^;;;)しかも左ハンドルというオマケつき!!そしてそしてディーラーまで取りにいかなくちゃならない!!という試練までついているじゃないか

そんな事たいした事ないやん!!とおっしゃられる方もいると思いますが、ふだんMTになじみのなかった私にとっては、試練!という言葉がしっかりはまっていました。(T_T)
国産車の納車の時は、ほとんどの場合、持ってきてくれるのが普通なようですが外車の場合違うらしいです・・・
まぁ希望すれば持ってきてくれるという事だが、ほとんどのお客さんは、(自分のアルファをあまり人に運転させたくないという事かどうかはわからないが・・・)自分で取りに行く!というお客さんがほとんどという事でした。

で!納車ですがアピス神戸さんに早々と出かけました。
お店の前につくと、いかにもうちの155っぽい車両が、置かれているじゃありませんか。思わずウレシサが込上がってきてしまいました。フフフフフ・・・・・・

とりあえずディーラーで手続きを終え、いよいよ出発の時がきました。・・・・
エンジンはディーラーの人が事前に暖めておいてくれたのですぐ出発できる。
ウインカーとワイパーのスイッチレバーを確認し(左ハンドル車は、各レバーが逆!!右ハンドルの感覚で運転してしまうと、ウインカーを作動しようとした時に思わずワイパーを作動させてしまい、はずかしい思いをする事に・・・・・私は試乗した時に既に体験済み・・・ハズカシイー) ギアを1速にいれ、イザ発進!!
ブロロロロ・・・・・・
あぁー感動!!涙ものですネ!!

約1時間後、無事家に到着し納車を終える事ができました。メデタシ メデタシ
な〜んか肩のこった1日だった・・・でもウレシイ・・・駐車場で思わず眺めてしまいました。
NO.006左・左・左 ハンドル
生まれて初めての左ハンドル!ディーラーのお兄さんは、『1ヶ月もすればなれますよ』などといっていたが短いようで長い1ヶ月。とにかく最初のうちは、な〜んか左によってしまう・・・・
自分自身は真ん中を走っているつもりだったが、他車からみると異様なkeep leftな車に見えていたらしい。まぁそれから数週間後には元通りになるのだが、ここで私なりの左ハンドルのコツ?を紹介いたしましょう!!

【その1】
前を走っている車に左右の位置を合わせる。これは特に高速道路の料金所等で非常に有効な 手段である。
ちなみに左ハンドルでの料金所の支払に関しては、思っていた程、問題ありませんでした。
155くらいのサイズだと料金所よりにうまく寄せれれば、手をのばせばちゃ〜んと払えるし、もし仮に料金所への寄せを失敗して多少離れてしまっても、料金所のおじさんがちゃ〜んと出て来てくれます。機械式の料金所(カード発行機等)はちょっとキツイものがありますが・・・・そんな時はあきらめて1度車を降りましょう。最近はメジャーな高速道路等ではちゃんと左ハンドル用があるのでそんなに困った事はありません。しかしながら無人機械式の駐車場なんかは、1度降りないとどうにもなりません。

【その2】
自分(ドライバー)を常に道路の中心において走る!!
これも普通の道幅の道路であれば有効だと思うが・・・道幅が極端に狭い場合はウ〜ンかも・・・

【その3】
追い越しは充分に注意する事。
左ハンドル車での追い越しはドライバーが左側に位置している為、反対車線の前方の様子が非常につかみにくいです。前にバス等の大型車が走っている時などは、全くわかりません。こういった場合追い越しをかける時には非常にリスクを背負いますので素直に後ろを走っていた方が無難かもしれません。前方を確認する為に車を反対車線に寄せると、前方が見える頃には車の半分ぐらいが既に反対車線にはみ出してしまう為、非常に危険!!
これには、今でも苦労させられています。

【その4】
狭い道でのスレ違いは、自信がなければ止まって相手に動いてもらい、やり過ごすというのが良いでしょう。この方が楽です

【その5】
コツとは、ちょっと違いますが、ワイパーと方向指示機レバーが右ハンドル車と逆です。
間違えるとフロントウインドウにキズがつく事も・・・・・

と、この5つを心がけていれば知らないうちに慣れてしまっていますよ。
その3に関しては、今でも大変だが・・・・・
正直、日本の道を走る上ではデメリットがほとんどであり、自慢できるメリットという物はない様に感じます。
でも左ハンドルってちょっとカッコイイし、左ハンドルの国の車なのだから、やっぱり左ハンドルに乗りたいじゃないですか!そう思いません!?
自己満足!! そうこれが最大のメリットなのかもしれません!?フフ・・・・
NO.007ならし・ならし・ならし
新車購入時のビッグイベントとしてはずせないのは、な・ら・し です。
最近の車は、ならしなんて必要ないと言われますが、アルファは違う様です。
アピス神戸の営業さんは、以下の通りに説明してくれました。

【STEP1】
とりあえず1000qまでは、3000rpm迄とし、できるだけ3000rpmに近い回転域(2000〜3000)で走る。
【STEP2】
あとは、500q毎に500rpmずつ上げていくとの事です。
という事は、
1000qで3000rpm
1500qで3500rpm
2000qで4000rpm
2500qで4500rpm
3000qで5000rpm
3500qで5500rpm
4000qで6000rpm・・・・・
という計算になりますが、以上の様にまめにやっていると欲求不満で人間の方がダメになってしまいそうです。
それでも3500qくらい迄はしっかりがんばりましたが、それ以降は、たま〜にグワァーンと回したりしていました。ハァ キモチイイィィィ・・・・
あんまりキチンとやっていると精神衛生上あまり良くないので・・・(^_^;;
エンジンもならしとはいえ、あんまり過保護にするのもどうかと思ってしまいます。

それから、1500q点検の時ですが、アピス工場の技術の方に『本当にならしをここまでキッチリならしをする必要があるの?』という質問をぶつけたところ、『まぁ、ならしは必要ですが、そこまで気をつかって細かくやる必要もないでしょう。町中で普通に走っているだけで、ならしみたいなものですから!』う〜んなるほどと思わされる所もありますね。

【STEP3】
あとエンジンのならしについては、お約束となっていますが、ミッションのならしも必要です。
方法はというと、とりあえずいろんなギヤを使用する様に心がけただけです。
これだけでもかなり違う様ですヨ!しなかったらどうなるの?かというと良くわかりませんが・・・・

まあ以上の様な感じで、ならしを行いました。
10,000qくらいで、エンジンにあたりがついてくるらしいので、それまで大切に育ててみます!
NO.008新車1ヶ月点検
いよいよ1ヶ月点検です。
この点検では、特に問題はなく、ほっとしました。
初期トラブルがでるのは、この頃が危険ですからね!
この調子が、ずぅ〜と続いてくれればよいのだが・・・・・・(この時にTA28号に、忍び寄る黒い影に気づくはずもなかった)
ちなみに、費用は以下の様になっています。新車無料点検なので点検料はタダでした。

【新車1ヶ月無料点検】
点検料 ¥0
エンジンオイル アジップシント2000 ¥10,000
オイルエレメント ¥1880
デフ&ミッションオイル アジップGL4 ¥5,600
消費税 ¥870
合計 ¥18,350 でした!
NO.009ファンベルト パタパタ事件勃発!!
一ヶ月点検も無事終わり、ホっとしている時に事件は起こった。
ちょうど一ヶ月点検から一ヶ月後の日曜日の夕方、芦屋方面から大阪方面へ車で帰宅してると、
ある物音に気づきました。パタパタパタ・・・・・ ん!?
どこからなのかわからないが、パタパタパタと音がしている様だ。
オーディオの音が邪魔をしてよく聞こえない・・・・
私はオーディオのスイッチを切った。
すると、な〜んにも聞こえない。
『気のせいか!』と思いそのまま走り続けていると、またパタパタと・・・・
確かに聞こえる・・・・
嫁さんも最初は、気のせいちゃうか!と言っていたが違う・・・確かに聞こえる。
異音が・・・

しかも前から、そうエンジンルームからである!!
すぐに車を路肩にとめ、ボンネット オープン!! そこには・・・・
グハッ!! 遂に洗礼を受ける時が来た!
ファンベルトの1/3がほつれ、そのほつれてボロボロになっている部分がエンジン内部に干渉してパタパタいっているのだ!!ショック!!
納車されてまだ4ヶ月なのにぃ あぁぁぁぁぁぁ
いきなりイタ車の洗礼を受けてしまったのだ!!
とりあえずディーラーに連絡をとって入院する事になったのである。 (T_T)

ディーラーで見てもらった結果、ファンベルト用プーリーの一部がTS16V用でなく他のエンジンのプーリーがセットされていたとの事で、TS16V用のプーリーの溝は5つあるのだが私のTS16Vエンジンには4つしか溝がないプーリー(他のエンジンのプーリー)が一部使われていたのである。
その為、ファンベルトとプーリーの溝があわなくて、ファンベルトが摩耗し、ボロボロになったという事の様である。信じられない事である。
とりあえず部品を交換してもらい完治!!ほっとひと安心。
保証期間内なのでタダですんで幸いであった。ちなみに私はマスターケアーには、入っていないのでこんな事が保証期間外で起こったとしたら・・・と、考えるとヒヤヒヤもんである。
当然、治療費は、¥0 である。

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