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CONTAX T3

-ツァイス!-



購入経緯
 京セラコンタックスT3です。(上の写真がそのT3。背景は加工)このカメラはあのカールツァイスのレンズがついている高級コンパクトカメラです。わたしは、カメラが好きになって大学の合格が分かった途端、ニコンのF-801というAFカメラを買いに行ったのですが、さらにカメラのことが好きになった頃、(大学2回生の頃、)このコンタックスというブランドのことを知ったのですね。そしてすごくほしくなった!(しかしその頃すでに自宅に「コンタックスのすべて」という古い本が置いているのを発見しました。灯台下暗しです。)京セラとコンタックスの関係なんてもう知らない人もきっといるでしょうし、わたしもあんまり知りませんが、コンタックスといえば大昔カメラも作っていたカールツァイスという光学機器メーカーのカメラのブランド名だったんですね。カールツァイスは、世界でチョー有名なメーカーです。歴史もあのライカよりももっと古いんじゃないですかね。もちろんコンタックスはライカよりも後ですが。で、京セラが作るカメラのことはよく知りませんでしたが、とにかくコンタックスに付くカールツァイスのレンズがいいということで、とかくその頃のカメラ雑誌に特集されたりして、すごくほしかったのです。ところがその頃のわたしは、学生で、しかも貧乏だったのでもちろんニコンF-801以外とおつき合いするなんてめっそうもない状態だったのです。ほしかったけど、しゃーない。で、わたしも気付いたら社会人になっていて、レンズもカメラもニコンのものばかりになってて、新たなカメラシステム(カメラとレンズ)を購入するのも躊躇するようになっていました。(また広角レンズから望遠レンズまでそろえるのかーそりゃたいへんだ。)そこで、このT3です。京セラはずいぶん前から高級コンパクトカメラを他社に先駆けてつくっていました。コンタックスT、コンタックスT2、コンタックスTVS、and so on、。そや!コンパクトカメラ一つくらいなら買えるじゃないか!?とわたしの中では閃いたのでした。そしてさっきん大阪にヨドバシカメラというカメラ屋デパートができて、どんなカメラも手にとって触れるようになって、このT3を触っているうちにその気持ちがどんどん高ぶっていって、購入と相成りましたのでした。(単純な男です)
 コンタックスやカールツァイスのお話は本屋のカメラ雑誌コーナーに行けば、特集本がたくさん出ていますから、もし興味をお持ちの方はそちらの方をあたってみて下さい。

操作感
 つや消しブラックのボディーは、見た目なかなかかっこええです。形がシンプルで、汚れも付きにくいし、結構好きです。シャッターボタンは軽くて感触はまあいい感じです。シャッタータイムラグは、シャッターボタンを半押しにしたときにレンズがくり出されるようにカメラを設定したら、短く感じるはずです。でもコンパクトカメラですから、そんなすごい短くなるわけではありません。(許容範囲かな。)露出補正ダイヤルが「MODE」を押してからじゃないと動かないのが煩わしさを感じます。でもまあコンパクトカメラですから、まあこのくらいでもいいと思います。ファインダーは、少しブルーがかぶってますが、意外としっかりしてます。(撮影範囲が「」で表示されているが、表示範囲では歪曲はない。)ファインダー情報はシャッタースピードが省略系で付いていますが、十分な情報です。

レンズ比較

 

上の写真二つは、どっちかがライカ社のズミクロン50mmで、どっちかがT3のゾナー35mmです。と、クイズを出したつもりですが、画角でわかるか。(あほです)そう、左がズミクロン、右がゾナーです。ここで比較してほしいのは、解像力とかコントラストではなくて、色です。どうです?どうみても色が違いますね。もちろん同じフィルムを使っています。ライカのズミクロンは緑がかり、ツァイスのゾナーはマゼンダがかってます。たぶんすごい微妙な違いなのかもしれないですが、こうやって並べてみると全然違いがありますよね。こういうのを知っちゃってそういうのが気になり出すと、マニアorおたくの無限世界に足を踏み入れてしまうのですね。ああこわ。
ちなみにこの写真ですが、なんでやねん!って思わず思って写真にしました。ここは駐車場ではなく、公道なんです。なんで公道に面しているところに病院専用と書いてるのや?! ですね?

所感
このカメラを持ち出してまた晴れた街を散歩したくなりました。シャッターが軽いので、ドンドンバシバシと撮ってしまいます。オシャレで素敵なカメラ。それがこのカメラに対する私の感想。また初心に戻って楽しく写真写真をしたくなる感じ。そしてレンズですが、すごくいい!こんなに色がはじけてるのや、ってやはり感心しました。(ツァイスのレンズって色が派手目に出るといわれてます。)そしてコントラストがすごいいいです。カメラオタクの人がツァイスを使ってしまうのがよくわかります。わたしは表現のひとつに使いたくなりました。なんていうのか音楽(ロック)でいうたら、ポップな感じです。ニコンは王道ロック。ライカはしぶいロック(洋楽)。うーん、わけわからんー、という声が聞こえてきそうですね。
ということで、ではまた


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