07057月5日月曜日
南京錠を取り出したTynska通り
DAMU
ラストシーンのBorsov通り
ヤンのビデオがあったビデオショップ
ヴァルトシュテイン庭園の壁と孔雀
一日プラハDAY。人の多さが嫌で今まで避けていた旧市街へ。2日に買った本「Anima Animus Animation」に、「ファウスト」が撮影された旧市街の通り名が載っていたのでそこへ行ってみる。

まずは走る主人公の足のアップと(その際カメラマンがつまづいて歯を折り、カメラは破損したらしい‥)、通りを歩いてきて南京錠の鍵を取り出すシーンが撮られたTynska通り2004年12月情報。旧市街広場にあるティーン教会のすぐ裏の細い通りで、人通りは少ないとはいえ、こんなプラハの中心地で撮影を行っていたとは驚き。ツェペック氏はかなり有名な俳優のはずだし、人だかりが出来なかったのかしら。足のアップは別として、鍵のシーンはぴんと来るかなと思っていたけど、一体どのシャッター?て感じでした。

旧市街広場へ出るとまだ8時なので人が全然いなくて新鮮。カレル橋方面へ歩くと、何やら人形劇のポスターが沢山貼ってある‥。あ、DAMUだ。(ヤンが20才から4年間学習したプラハの芸術アカデミー演劇学部)すっかり忘れていたDAMUの事。閉まっているけど小ぎれいなオフィス。印象的だったのは、何故か前の道が血だらけだったこと。鼻血?喧嘩?

南下し、車と警官によるラストシーンが撮られたBorsov通りへ。袋小路になっていて、入り口は細いのに奥が広い。これまたぴんと来なくて「本当にここかなあ」と思う。偶然赤い車が止まっていて何だか嬉しい。

地下鉄Narodni Trida駅そばのスーパーTESCOに入ってシャンプーを購入。さんざん迷ったあげく、懐かしさにひかれて「ティモテTimotei」200mlで65kc/250円。かわいいと思って手に取った文房具が全てドイツ製で、チェコ製のは何だか造りがチープ。そんな所が愛しい。買わないけど。本コーナーで、チェコ全体の詳しい地図を立ち読み。すると、今までどこ調べてもなかった「Horni Stankov」という地名、あるじゃないの!ヤンとシュールレアリストたちの、スタジオ兼別荘のような邸宅があるのだ。相当小さい村だけど、明日行くブディヨビツェから行けなくもなさそう‥ここまで来たらもう行くしかない?

地下鉄Andel駅2004年12月情報からバス137番で、Kosireという地域にあるMalvazinky墓地へ。スデクの「パノラミック・プラハ」に出てくるという理由で97年にも行った、少し高台にある墓地で、オルシャニイよりは新しめ。もう墓地ばっか行ってるよ、私。大丈夫か。

地下鉄Andel駅に戻り中央駅へ。中央駅はいつも胡散臭い人でいっぱいだ。さらに中央駅を取り囲む公園はジプシーの寝床と化している。釜が崎には及ばないが‥。2日に営業時間外だったクラートキー・フィルム社へまた行ってみるが、今日は祝日で表扉すら開いていなかった。残念。2004年12月情報

中央郵便局で葉書を出し(葉書1枚、日本まで8kc/30円)ヴァーツラフ広場へ。今回初めてマクドナルドに入る。いつも混んでいるなあ。BIGMAC、サラダ、紅茶で122kc/460円。高っ

トラムで火薬塔の北にあるデパート、コトヴァKOTVAへ行くが、祝日なので休みと思われているのか客が全然いない。買いたいものも無い。つぶれるのでは?2004年12月情報地下スーパーは充実していて、魚の酢のもの(何故か美味しそうに見えた)2切れ、水、結び目パン、プチトマト、青りんご、内部におまけが入った卵チョコ、謎の調味料(衝動買い)など購入。全部で178kc/680円

コトヴァのすぐ近くにあるビデオ屋は、外から見る限りチェコ映画のビデオが充実していた。どのビデオ屋でもハリウッド映画が台頭している現在でありながら、立派。2004年12月情報と、ヤンのビデオ発見!!GAMBRAギャラリーでしか見ることの無かった「kratke filmy.2」の黄色いパッケージが!!すごい。でも閉店。何で今日は祝日なんだ(恨)。
前から思っていたけど、チェコ映画のビデオのパッケージって、変。「何故その場面を持ってくるか?」という訳の判らない場面が表紙になっている。「スイート・スイート・ビレッジ」なんて、オチクがおばあさんに声かけられて振り向いているシーンだ。2004年12月情報その映画を象徴するような場面もっと他にあるだろ〜。ルドルフ・フルシンスキー氏が這いつくばっている「POZOR,VIZITA!」というビデオも変。見たい。2004年12月情報

旧市街広場へ戻ると、朝の静けさは嘘のような観光客攻め。カレル橋へ向かうカルロヴァ通りは物凄い事になっており、まっすぐ歩けない。橋の上自体は思っていたより空いていた。小地区に渡り、ヴァルトシュテイン庭園Valdstejnska Zahradaへ。レテンスカー通りから庭園へ入って左側へ行くと、鍾乳洞で覆われた洞窟を模した強烈な壁がある。葡萄の房のようでもある「ぐちゃぐちゃ」さに、チェコの底力を見た気分。さらに横には何故か、おりの外に出た孔雀がいる。触ろうとするとケーッと鳴かれてしまった。

食料品の重さと人の多さと暑さで疲れ、4時頃ホステルに帰る。夏のプラハに負けてしまった‥。プラハ最後の夕食は、完全にお酢の味しかしなかった魚の酢のもの。5時、あんなに晴れて暑かったのに、一転して嵐のような雨が降ってきた。絶対またくるからね、プラハ。次の日へ

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