07017月1日木曜日
Jicinの塔からの眺め
13時間寝てすっかり復活。今日は、ファウストがメフィストを呼び出すシーンの一ロケ地となったPrachovske skalyプラコフスケ・スカリーヘ。ネットで調べたらJicinという町から6キロなのでまずそこへ。プラハ→Jicin列車切符=62kc/240円

07:19...Praha hl.n. プラハ中央駅
08:05...Nymburk hl.n.

オープン形式で、けっこう混んでいた。Nymburkでのりかえ。
08:23...Nymburk hl.n.
09:45...Jicin

2両編成・単線の激ローカル列車。しかも混んでいる。駅も、四角い小屋があるだけとか、駅員さんが手動で踏切を上げ下げしていたり。
チェコの田舎のほのぼのさにうっとりしていたら1時間20分が30分位に感じられ、Jicin到着。

閑散とした駅で「CESKY RAJ」地方の地図(69kc/260円)を買い5分程歩くと、中心は整備された可愛い町並みで人も多く、安心する。歩行者天国の通りを進むと塔や教会、インフォメーションがあるValdstejn Squareに突き当たった。塔に登ってみるけど、それらしき奇岩は全然見えない。
地図をたよりに歩き出すが、約1キロの隣町Holinまで来た時点でバス停発見!あ〜バスあったの?既に疲れていたし、これから厳しい上り坂だと思っていたので40分待ってバスに乗った。
路線バス...12時頃Holin→Cesky raj→Skalni mesto下車(6kc/23円)
(Jicin→Holin→Cesky raj→Skalni mesto→Libun→Jinolice→Dilce→Kbelnice→Jicinという巡回ルートのローカルバス)

5〜6分でプラコフスケ・スカリー地区へ。全然緩やかな上り‥歩いた方が早かった。
ハイカーについて森林地帯へ入って行くと、売店や休憩所が何軒かある小さい広場に出た。そこで「Prachovske skaly」という1万分の1の地図(20kc/80円)購入し、<見晴らしいいよ>の星マーク集合地帯を目指す。さすが自然保護地区、色分けされた4種類のハイキングコースが木や岩に完璧にマークされていて、とてもわかりやすい。


突然の奇岩出現!FATおやぢは絶対に通れないような激細の階段(しかも周りの壁が湿ってる)を登ると、そこはまさに「びしっびしっ(鞭の音)」のファウストワールド!!展望地点はいくつかあるんだけど、上で繋がっていない部分もあり、下りたり上ったりけっこうキツイ。ハイカーや家族連れが多く、孫と登っているスーパーおばあちゃんがいた。ヤンも子供の頃よく来たとのこと。最初、もしかしてロッククライマーonly?と思っていたけど、よく考えたら60歳のヤンが登ってるんだわ。でもスニーカーでないと斜めになっている階段から落ちます。
実際にペトル・ツェペックが乗っていた岩を探したけど、「これだ!」という場所が特定出来なかったのが残念。

バス停Cesky rajからバスでJicinへ戻り、隣町ValdiceのLibosad公園まで1.7キロにわたって続くライム並木を歩く。これって「ファウスト」で天使様の首がごろごろ転がってくる並木道?と期待して行ったけど違いました。サイクリングしたら最高でしょう。

ライム並木の終点に無人駅があったので、同じルートもつまらないので北に行ってTurnov経由で帰ることにした。Jicin zastavska→プラハ列車切符=86kc/330円
16:44...Jicin zastavska(Libosad公園そば)
17:36...Turnov トゥルノフ

この列車は、Cesky raj(バス停の駅とは別)と呼ばれる山岳地帯のハイライトの横を通る。プラコフスケ・スカリー以外にも面白そうな観光地が沢山あるんだけど、1日で回ろうと思うと車がないと無理。
列車が停車したのでTurnovに着いた〜と思い、ドアを開けて線路に下りて歩き始めると、何やら車掌が「乗れ!乗れ!」という手ぶり。まだ到着していなかったのだ。危なかった。おもっきし線路歩いてた。

今日のルート
18:17...Turnov トゥルノフ
20:21...Praha hl.n. プラハ中央駅


プラハに戻って第一に思ったことは「ああ、人に見られないのって楽‥」。このスカリー巡礼日が、今回のチェコ旅行の中で一番じろじろ見られた。すれちがう人は100%目が合うし、ものっすごく遠くにいる人も私を見ているし、子供に至っては指まで指す始末。「ママ、あのひと何!!」てかんじ。奈良の山奥に黒人が出現したようなものだろうか。

まだ元気だったのでヴァーツラフ広場近くの本屋に行ってみたら、余裕で閉まっていた。明るいから勘違いしてしまうけどもう9時なのだ。次の日へ

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