潜水艦戦記NO.1 |
ドイツ潜水艦隊司令官であり、終戦時にはヒトラーをついでドイツ総統であった
カール・デーニッツの回想録です。各国で翻訳されており、Uボート戦について
研究する時は、文句無しに第一級資料といえます。 |
潜水艦戦記NO.2 |
イギリス潜水艦戦の著作は、なかなか見つけられません。日本では、もともと文
献が少ない上に、ほとんど絶版しているからです。そんな中、この書は現在でも
充分入手可能なうえに、中身もひじょうに読み応えがあります。
第10潜水艦隊はイタリア船団攻撃や、輸送船団護衛に大活躍しました。もっと
も、その代償は大きく、戦闘哨戒に出たU級潜水艦の三分の一が帰投しませんで
した。合計100万トンのイタリア船舶に損害を与えた彼らは、決して楽な戦い
をしていたわけではないのです。 |
潜水艦戦記NO.3 |
著者は開戦時には駆逐艦「テオドール・リーデル」に乗艦して、空母「グローリア
ス」撃沈に参加しており、ドイツ駆逐艦の虐殺場になった、ナルヴィク海戦には幸
運にも参加しませんでした。その後、潜水艦に転属して大西洋に何度も出撃、その
決断力と注意力、そして経験によって、どんな過酷な作戦からも必ず生還し、「生
命保険」の渾名を付けられた名艦長です。 |
潜水艦戦記NO.4 |
作者は開戦時、イ169の水雷長であり、18年からはイ176、イ2、イ41の
艦長を歴任し、アリューシャン、ソロモン、中部太平洋を転戦して生き残った歴戦
の方です。終戦時には特攻戦隊の参謀職でした。 |
潜水艦戦記NO.5 |
光人社NF文庫の「入門シリーズ」の一冊です。駆逐艦入門と、この潜水艦入門は木俣さんが書かれています。
入門シリーズの特徴として、豊富な写真と横面図があります。本書でも日本海軍の主要な潜水艦の横面図が
乗っており、文書と共に図面からも違いがわかるようになっています。 |