赤旗読者通信のページ
2000年8月27日号

介護保険実施から5ヶ月、今後何が必要か

8月22日民生文教常任委員会での論議より

ホームヘルパーなどの利用伸びる
砂田市議
 介護保険実施前とあとで、介護サービスの利用状況がどうなったのか
市当局 ホームヘルパーの1ヶ月の利用回数は、今年5月の介護保険適用の利用回数は1024回。市独自で実施している自立者対象のホームヘルパー利用を加えると約1500回。平成11年度の月平均利用回数が1100回でしたので、36%利用が伸びている。
社会福祉協議会で調べても、早朝、夜間、身体介護などが急増しているとのことでした。
デイサービスは5月1ヶ月間の利用回数は1300回で、昨年度の月平均利用回数が962回だったから、35%増えている。利用人数も清楽園100人、ほっとはうす90人、総合保健福祉センター70ないし80人でいずれも、昨年より10人ないし15人利用者が増えている。
在宅サービス利用料の軽減が課題に
砂田市議
 ホームヘルパー利用料の無料制度を基本的に守ったことが利用増につながっているものと思う。しかし、それ以外の在宅サービスは1割の利用料が必要だ。利用料負担が増えて、サービスを手控えていることはないのか。
市当局 ケアマネージャーからそのような話は聞いていない。
これに対して、ある議員は、「私の家でも、限度いっぱい利用したら、利用料負担がたいへんで、若い者のほうが先に参ってしまう」とボヤきました。
デイサービスの施設不足の解決が急務
砂田市議
 施設不足で、デイサービスの利用が抑えられている現状をどう改善するのか。
市当局 デイサービスセンター(お年寄りを一日預かり、昼食を提供、風呂に入れる。)は定員いっぱいで、その利用回数を減らさざるを得ない。デイケア(老人保健施設へ通って、リハビリをする)に余裕があり、少しだけでもデイケアを利用してもらえないか、お願いしていきたい。しかし今後、老人保健福祉計画にもあるとおり、デイサービスセンターの定員を増やす方向で、努力したい。


赤旗読者通信のページへ戻る

砂田喜昭のホームページへ戻る