「明るい小矢部」のひろばのコーナー
1998年2月号
２月11日に高岡文化ホールで行われた歌と劇のステージ「大空へ飛べ」に参加しました。高岡市教職員組合が主催するこの取り組みは、今年で11回目。先生と父母、子供たちが同じステージで同じ歌や劇を一緒に演じる全国的にも珍しいものです▼今年のテーマは「仲間」 ―「とべないホタル」の童話を合唱構成劇で演じました。「見えなくても、光れなくても、飛べなくても、皆みんなホタル」と歌い上げ、大人も子どもも、障害を持つ人も持たない人も、歌のうまい人もへたな人も、皆が声を合わせるすばらしさを身をもって実感しました。出演者三百二十人と観客千七百人が、心を一つにできる幸せを心から味わう瞬間でした▼子供たちが起こす様々な殺傷事件に心を痛める昨今、子供たちを育てるとは、本当の仲間とは、先生や父母とのかかわり方とは ―といった問いに一つの光明を見出だせるものだったと思います▼８月２日、日本母親大会で再演します。この感動をもう一度伝えたい。