「明るい小矢部」のひろばのコーナー
1997年5月号
七社の有志の方々と新潟県小千谷市の魚沼神社へいってきた。その昔、上杉謙信に分捕られた「大般若経」があると聞いたからだ。このお経は今から六百年ほど前、宮島の住人右馬次郎が大沢野・舟峅寺の住侶玉心に書写してもらい、七社明神へ奉納したと伝わっている◆魚沼神社では、七社の住人としては四百年ぶりに「大般若経」と「ご対面」した。写真にも納めた◆魚沼神社までは高速で約三時間。上杉謙信は当時、何日間かけて攻めてきたのだろうか◆上杉謙信が攻めた数年後には木舟城が地震で崩壊、四百年間繁栄を続けた木舟の歴史が消え、百年余にわたって争われた激動の戦国時代が終わりを告げた◆話は飛ぶが、今の時代、日本共産党以外、みんな自民党政治の与党になり、消費税、医療改悪など悪法がスイスイとおる◆上杉謙信の時代には戦さが決着をつけたが、今は投票で決定できる時代。日本共産党を大きくして国民の手に政治を取り戻したいものだ。