「明るい小矢部」のひろばのコーナー
2004年1月号
新日本婦人の会全国大会に参加して
昨年12月に東京で開かれた新日本婦人の会全国大会に参加しました。はなやかさと熱気が溢れる会場は、木の内装を施した新しい建物です▼活動報告では、新婦人とはこんな女性団体だということが、よくわかる多彩な内容が続きます。一人ぼっちで子育てするお母さんをなくそうと、各地で取り組んでいる親子リズムの話。大分県から、教育費の保護者負担軽減の運動。滋賀県で産業廃棄物施設の誘致反対運動に取り組み、選挙で町長を変えたこと。北海道でイラクへの自衛隊派兵反対署名運動で隊員の家族に感謝された報告▼新婦人が国連に認証されたNGOとして女性差別撤廃委員会に参加し、職場の男女賃金差別の実態を訴えたこと。新婦人が国際社会で一人前に扱われていることを知り、感動▼千葉県では働く女性たちが集まってパートの使い捨てはいやと「パート労働法」の学習会を行った。私のまわりでもパート、派遣労働の問題が山積です。「スーパーではパートが主力なのに給料が安く、有給休暇が取れない」。「派遣先の冷蔵庫での仕事、従業員には2時間の勤務なのに、派遣労働者には8時間も働かせた」。驚いたのは市職員の有給休暇取得の少なさ(2002年度平均5・9日)。ただ黙っているのでなく、労働者の権利を学び、改善のために行動せねば▼全国各地で草の根から平和と男女平等実現のために活動する女性たちに励まされ、富山県でも、家事、育児、仕事、介護を黙々と担っている女性が、強く結びあうことの大切さを実感しています。(U)