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明るい小矢部 2001年4月号

今なぜ、市がケーブルテレビなのか
建設費15億円は市の教育予算に匹敵
「もっと必要性や将来性の検討を」と砂田議員が反対

加入を強制するな

 4月20日開かれた臨時議会で、5000世帯の加入を目標に、全職員によるケーブルテレビ加入促進体制を作ることが報告されました。
 砂田議員は「各地区や各町内会ごとに加入を競い合わせたり、職員にノルマを課せるなど、市民に加入を強制してはならない」と要求。大家市長は、「決して強制するための体制ではなく、1年間加入金が無料という思い切った内容を市民が知らなかったということのないようにするための体制だ。職員が何件募集したか、そのデータはとらないし、わからない仕組みで行なう」と答えました。
 ケーブルテレビの建設費、15億円は、年間教育関係予算の総額に匹敵します。先日行政視察に行った九州の多久市、諫早市では、3社のケーブルテレビがありましたが、いずれも民間で資本を出し合っており、税金で事業をやっているところはありませんでした。税金を使う以上、住民合意が必要ですが、アンケートすら行なわれていません。
 行政情報の提供が目的のひとつといいますが、市報、インターネット、住民懇談会など、もっと他の手段がいくらでもあります。

ケーブルテレビの負担金やメリットは何ですか
加入者の負担はどれだけですか
正式には6月議会で料金を決めます。3月議会で報告された概要は次のとおりです。加入金と引込工事料は、2002年2月15日までに申し込んだ場合は無料にする予定です。毎月、テレビ利用料が必要で、月額3千円にしたいとのことでした。

項目 テレビ テレビ+インターネット
加入料 50,000円(0) 50,000円(0)
ネットワーク設定料 なし    不明。砺波の場合3,000円
標準引き込み料 20,000円程度(0) 20,000円程度(0)
宅内工事費 12,000円程度 不明。砺波は22,000円
加入料・工事費合計 82,000(12,000) 95,000(25,000)
利用料月額 3,000 6、000円から7、000円


インターネット接続がメリットといわれますが・・・
24時間使い放題で、電話料金がかかりません。しかし、最近、NTTが従来の電話回線を使った高速インターネットサービスを24時間定額料金で始め、近く市段階まで普及される予定です。利用者にとって、どちらを選ぶか、選択の幅が広がっています。

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