「明るい小矢部」のひろばのコーナー
2000年10月号
この秋、日本共産党の規約が抜本的に改定されようとしています◆新聞雑誌は、これで共産党は変わるのか?と注目しました。あいも変わらず「妖怪」を見る目つきも気になるところです。しかし、薄皮が一枚はがれるように、まろやかで頼もしい党の姿がいっそう鮮明になるのではないでしょうか◆「日本共産党は日本の労働者階級の前衛政党であり・・」は「労働者階級の党であると同時に日本国民の党であり」に改められます◆資本主義的搾取から労働者のみならず、あらゆる人間を解放し、真に自由な人間社会をつくる仕事をするのは労働者階級の歴史的な使命です。労働者階級の党こそが、本当の意味で、国民の党と呼ばれるのにふさわしいものです。俺は「前衛」だ、とあぐらをかいていることを許さない厳しい表現です◆日本共産党の英語の言い表し方は、「日本共産主義者党(Japanese communist party)」ですが、党員こそ大切という気持ちがより明確に現れています◆党員のやるべきことの第一に「市民道徳と社会的道義をまもり、社会に対する責任をはたす」が掲げられています◆「人間による人間の搾取もなく、抑圧も戦争もない、真に平等で自由な人間関係からなる共同社会の実現をめざす」という社会と歴史に対する責任を、もっともっと多くの皆さんとともに担おうではありませんか。
(H)