「明るい小矢部」のひろばのコーナー
2000年4月号

「大空へ飛べ」(高岡市教職員組合主催)の13回目のステージが、今年も高岡文化ホールで開演され、1400人近くの観客を魅了しました◆教職員と父母、子どもと大人、歌や演技のうまい下手、障害のあるなし、年齢性別の違いを問わず、様々な人が一緒に歌い、演じる全国的にも珍しいステージです。今年は「環境」をテーマに、二部構成50分ずつの歌や劇が行われました◆「今日は、心が洗われるようなひとときをすごしました。一人一人のがんばりが、とても素敵でした」「ハーモニーがとてもきれいだった。障害を持っている子どもたちが一緒になってやっていることが、とてもよかった」「子どもたちが、生まれてきて良かった、といえる未来にしたいと思いました。子どもたち、先生、親が一緒になって練習して作り上げていく素晴らしさをうらやましく思います。」これは、観客1000名の皆さんからの感想文の一部です◆残念ながらいま学校では、このような感動を充分に味わうことができていません。「わからない子」を放置せざるを得ない文部省の教育政策のもとで、いじめ、不登校、学級崩壊・・・子どもたちの世界をひどくみじめなものにしています。「大空」はそんな子どもたちに、生き生きと、生きていく居場所の一つを提供しています◆参加した中学生の一人はこう語りました。「私は保健室登校でした。大空にきて、友達ができて、教室に戻ることができました。大空の皆さんに感謝しています」◆「大空」は学校と社会の本来あるべき姿を示しているのではないでしょうか。

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