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2004年10月24日号


9月議会一般質問より

キーバス 土日にも運行せよ

当局 経費上困難というが…

公共交通機関の役割はますます重要

高齢者の生きる意欲喚起、商店街の活性化に

砂田議員は9月議会一般質問でキーバスを土日にも運行するよう求めました。クロスランドで日曜日に行事があっても交通手段がなくて出かけられないという高齢者の声を取り上げたものです。

民生部長は「検討しているが、経費の問題で困難」と答えました。その事情を次のように述べました。

現在、バス2台で5路線を運行し、一日平均100名の利用がある。しかし、土日の運行には次の3つの問題がある。

@ 運行経費の問題。利用者は毎年増加傾向にあるが、一日200円の定額料金制であり、市費で年間630万円補填している。しかし、高齢者、子どもたちのために運行を続けることは必要であると考えている。

現在245日運行し一日5万8千円の運行経費がかかっている。土日ではさらに120日運行し新たに7百万円が必要となる。

A 利用者数の問題。他市町村でも、民間バスでも土日の利用者は大幅に減少している。

B 車両整備の問題。バスを土日に整備しているので、土日運行には民間バスの借り上げが必要となりさらに経費が伴う。

 

波及効果大きい

住民の足を確保する公共交通機関の役割はますます重要です。運行経費面だけでなく、高齢者の行動範囲が広がることでの生きる意欲や健康面、商店街の活性化などへの波及効果をきちんと評価しなければなりません。

今後の検討課題

効率的な運行という面では、キーバスとスクールバス、北陸中央病院の送迎バスなどとの連携(3月予算特別委員会で砂田議員が「研究を」と提案)や、コミュニティータクシー(魚津市で実験運行)などが今後の検討課題でしょう。


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