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2004年9月19日号


高岡地区広域圏

ごみ焼却施設整備計画

焼却灰の溶融スラグ化 大変危険

砂田議員が指摘

9月議会議案説明会で、高岡地区広域圏(高岡市、氷見市、小矢部市、福岡町)が建設予定のごみ焼却施設整備計画概要が報告されました。

砂田市議はこの計画に「焼却灰の溶融スラグ化をめざす」とあることを、「これは未完成の技術で、大変危険だ」と問題にしました。

建設予定場所は氷見市上田子地区(高岡市二上地区に隣接)で、7年後の2011年稼働開始予定です。

焼却灰の溶融スラグ化はごみを燃やした後の焼却灰を高温で加熱し溶かして固体化するもので、有害物質を封じこめ、焼却灰をさらに減量しようというものです。しかし、この4月に稼働したばかりの静岡県沼上清掃工場の灰溶融施設内で、今年7月9日深夜に爆発事故が発生しました。

また建設費用、燃料、資材交換等のランニングコストが従来の炉に比べて非常に高く、地方財政を圧迫します。静岡では、溶融施設建設に63億円、ランニングコストに年間2億5千万円かかるそうです。

当局は「これから導入の是非も含めて高岡広域圏で検討していく段階である」「小矢部市としても灰溶融施設の問題点などの情報を収集、研究していく」と答えました。


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