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2004年7月25日号

市、産廃処分場(福野町)問題に積極姿勢

旧処分場のチェックを強化

福野町安居地内でもちあがっている産業廃棄物最終処分場増設計画について砂田市議は@県が許認可する権限を持っているが、住民の安全確保の立場から小矢部市としても積極的に意見を出すこと、A検査項目の充実と結果の公表、Bすでに埋め立ての終わった旧処分場ではPHの調整しかしていないので排水のチェック体制の強化を求めました。

民生部長は、計画段階から関係市町村や利害関係住民の意見照会されることになっており、「その際、県とも十分協議し、住民に不安が残らないよう適正に対処したい」と述べ、積極的に意見を出していく姿勢を示しました。

また、マニフェストで処分場へ持ち込まれる産業廃棄物が特定されており、違法なものはないとみていること、検査体制についても万全であると答えました。それによると、「事業者は放流水について月1回以上、5項目を検査し、年3回(2月、6月、10月)地下水について25項目、放流水について43項目検査している。県は別に放流水について抜き打ち検査している。市は監視井戸2ヵ所で11項目を年2回地下水調査している。また南部住民の会の委託で5ヵ所の井戸で年2回調査している。いずれも規制基準地内となっている。関係住民や公害対策審議会に結果は公表している。」というものでした。その後当局に確認したところ、ダイオキシンについても「排水溝で、2月に測定した結果は、0.0077pg−TEQ/Lでした。基準は10pg−TEQ/Lです。」とのことでした。

さらに旧処分場の滲出水についても検査結果が小矢部市へ報告されていることを明らかにした上で、「今後とも県に監視、指導の強化を申し入れるとともに、福野町と連携してチェック体制の強化を図りたい」と積極的な姿勢を示しました。



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