赤旗読者通信のページ
2004年6月27日号

6月議会報告

一般質問で砂田市議が紹介

砺波市栴檀山地区

合併処理浄化槽を

市が設置、維持管理 

「ご意見を参考に検討する」 市産業建設部長が答弁

砂田市議

 私はかねてから散居村に市が合併処理浄化槽を設置する事業の促進を求めていた。散居村では公共下水道、農村集落排水事業、合併処理浄化槽のいずれが効率的なやり方か検討していくべきで、効率的な方法を選択すべきだ。

市営合併処理浄化槽は農村集落排水事業の数分の一でできる

 砺波市栴檀山地区

 砺波市栴檀山地区の実例を紹介する。202戸のうち希望された144戸と事業所の合計163基の合併処理浄化槽を5カ年計画で、砺波市が設置する(2002年度にスタート)。農村集落排水事業でやると10数億円以上かかるものを、このやり方では1基140万円、総事業費2億円あまりでできる。市としてもうんと安上がりだ。

維持管理費は下水道料金と同じ

維持管理も市が行い、下水道料金と同じ月2000円、年間2万4千円。それで点検、清掃の経費も全部まかなう。担当する業者は入札で決める。

既設単独浄化槽の取り壊しから合併浄化槽の新設まで

市が工事費負担

すでに単独浄化槽を設置している家庭には、単独槽の取り壊しから合併処理浄化槽の設置まで、工事費を市が負担する。すでに合併処理浄化槽を設置してある家庭が3戸あったが、希望された2戸は市で維持管理をすることになり、残り1戸は自分で管理するそうだ。

市としてまとめて注文するので、浄化槽の購入、維持管理費はスケールメリットで、大幅に安くできた。

 

小矢部市

事業手法の見直し、妥当性の検討に着手

産業経済部長

 現在、庁内でプロジェクトチームを作り、経済比較検討を行っている。

 今後、地域の実情を勘案して事業手法の見直しを含めその妥当性の検討に着手したところである。

 今ほどのご意見を参考にさせてもらいながら検討していきたい。



赤旗読者通信のページへ戻る

砂田喜昭のホームページへ戻る