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2004年5月16日号

市民の願いにこたえる議会に!

議会改革でめざすあるべき議会像

議会で何が一番大切でしょうか。市民の願いにこたえるような税金の集め方、使い方を決めることではないでしょうか。地方政治は民主主義の学校とも言われます。

「県企業局が子撫川ダムを水源とする水道用水の卸値を5円下げたのに、小矢部市が家庭用水道料金を下げないのは許せない」。こんな市民の願いにどの議員がこたえたのか、どの議員が答えなかったのか。市民の声に答えるような議会に変えることこそ、議会改革の一番のポイントではありませんか。

議会を変える最良の手段は選挙

選挙で議員を選ぶ仕組みは、議会を変える最良の手段です。自分たちの願いにこたえてくれる代表にふさわしいのは誰か、誰に気兼ねすることなく選ぶことができるのが投票の秘密が守られる普通選挙制度です。また、意中の人がいなければ、誰でもかわって立候補できます。

選挙で改革するには 公開と政治参加

選挙で議会改革を迫る上で障害になる問題を一つ一つ取り除くことが大事です。

 

一つは議会の公開と市民の政治参加の問題です。議会で何が議論されているか、誰がどんな主張をしているか、市民によくわかるようにすることです。本会議と予算特別委員会はケーブルテレビで放映され、全員協議会は庁舎内でテレビ中継され、常任委員会の一般傍聴も可能です。今後常任委員会のケーブルテレビ中継もやる方向で検討することになりました。

「議会だより」ではどの質問を誰がしたかわからない編集の改善が課題です。しかしこれには自民党所属議員らが反対しています。

陳情、請願や署名運動、市民オンブズの活動など、市民自身が行動を起こす自主的な政治活動も重要です。陳情・請願者が議会で趣旨説明できるようにすべきですが、これまでは自民党所属議員の反対で拒否され、一度も実施されていません。

 

二つめは自由で自主的に選挙に参加できるようにすることです。企業ぐるみ選挙、仕事上の取引を使った利益誘導選挙は公職選挙法違反です。地域ぐるみ選挙で個人個人の選択権を抑圧してはいけません。公約と実績を見極めて市民が自由に判断し投票できるようにすることが肝心です。

定数削減は、市民が立候補する上でのハードルを高くするもので、改革に逆行しています。

サラリーマンが立候補しやすくするために、夜間、休日議会の開催や議員任期が終了したあとに元の職場に復帰できるようにすることの保障なども大切です。

 

議会の特権的な部分の廃止も大切です。

砂田議員は、@議長車で議長を毎日自宅まで送迎すること、A海外行政視察旅行、B特別委員会の行政視察旅行の中止、見直しを提案していますが、自民党所属議員らが反対して合意に至っていません。



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