「明るい小矢部」のひろばのコーナー
2004年4月号
ピースアクションin富山と政党の役割
イラク戦争開始1年目に開かれた「3.20ピースアクションin富山」に参加した。この日、反戦の運動が、数百万人の規模で地球上をめぐった。
マスコミが無視する中、北陸中日紙が1面写真付きで報じたが、これにも限界が見えると感想を述べる人がいる。「県内の労働団体・政党の『画期的な結集』(社共プラス連合)のことが全く触れられていない…。ノンポリの市民運動ならいくら持ち上げても構わないが、労働運動や政党のからんだ運動は無視ないし矮小化する…。(後者の方が体制側にとっては脅威だから…)」と。この人はいわゆる市民派なので、注目させられる。
この1週間前にはスペインで野党が総選挙に勝利し、イラクから撤兵するという。市民派の方が指摘されるとおり、政党の果たす役割は大きい。
さて、日本共産党は今年1月、大会で新綱領を決めた。自民党政府に替わる民主連合政府は、象徴天皇との共存も含む憲法の完全実施が目標。日米安保条約破棄後、アジア重視の平和外交で日本の安全を保障し、自衛隊の解消をめざす。
その先の未来社会についても、利潤第一を乗りこえ、人間を何よりも大切にする自由で平等な共同社会をめざす。かつてのレーニンの誤りもリアルに分析した。
旧ソ連の二の舞にならない一番の保障は、選挙により国民多数の支持で政権をめざすこと。
今年夏に参院選。比例代表候補は笠井あきらさん、奥さんが小矢部市興法寺の出身でもある。笠井さんは、野党ではあるが、実際にアジア、イスラム諸国政府と交流し、信頼と共感をひろげている。
平和の国づくりへの一歩を、この夏踏み出したい。