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2004年3月14日号

市長交際費の改善申し入れ
          市民オンブズ小矢部
市長 「市民から非難されないようにせよ」と総務部長らに直ちに指示

 「市民オンブズ小矢部」(美谷克己代表)の一行4名は3月9日、大家市長に市長交際費などについての改善申し入れを行いました。市長は同席した総務部長らにすぐに文書で回答すること、今後市民から非難されることのないように平成16年度からしっかりするよう、直ちに指示しました。

「市民オンブズ小矢部」が申し入れた内容は次の通りです。

(1) 交際費の支出基準を明確にすること
 @ 香典の支出先を小矢部市との関係が深いものに限ること
 A 香典の相手先を公開すること
 B 酒、タクシーチケットの配布先を記録すること
 C 政治家や政党に対する懇談会など会費の支出をしないこと
   (議長、副議長就任祝賀会、市議会常任委員会との懇談会、議会各会派との懇談会、国会議員、県会議員の後援会会費、パーティー券など)
 D 選挙で特定候補者の出陣、当選、就任祝いに支出しないこと
 E 酒食を伴う懇談会会費の支出は自らの報酬で行い交際費を使用しないこと
 F 公務員だけでなく国会議員、県会議員に対する官官接待をしないこと
 G 行政効果や必要性を具体的に説明できない会費を支出しないこと
   (マスコミ関係者との懇談会、各新聞社関連の政経懇話会、フォーラム会費など。ゴルフ大会、全国昭和市長会、医師市長会会費、NTTユーザー協会会費など)
(2) 交際費の支出状況が分かる補助帳簿を作成し、交際費の支出状況を毎月ホームページ、市報で公開すること
(3) 平成7年度から平成11年度において市長交際費から支出した国民政治協会会費計60000円を市に返還すること
(4) 市長公用車ならびに幹部用公用車などの運行記録をつけること

 なお、2002年度の市長交際費について砂田市議が分析した内容と使途一覧表は「市政ウォッチングNo.2」(発行「市民オンブズ小矢部」、一部100円)に掲載されています。希望者は砂田市議(67−4322)までご連絡ください。
 西東京市や奈良県西吉野村での交際費支出を違法とした判例やその後の西東京市での監査委員会の判断を基準において、小矢部市の市長交際費の問題点を指摘したものです。


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