赤旗読者通信のページ
2003年12月7日号
水道料金値下げへ運動まっしぐら
市へ値下げを求める会
水道料金の値下げ署名を市長に提出
市長「私も同じ気持ちだ」
「水道料金の値下げを求める会」(世話人 八尾三紀夫氏)は12月3日、大家市長に水道料金の値下げを求める陳情署名600名分を手渡しました。これには新日本婦人の会小矢部支部の柴田絹代さんも参加し、砂田喜昭市議も同席しました。
大家市長は、「私も同じ気持ちだ」「知事のまちまわりの時も、当初の予定では、私が話すつもりはなかったのだが、結局、県知事に『小矢部市は地下水が豊富なんだから』と水道料金、供給水量の引き下げを、直接強く要望した」と応じました。
県は「据え置き」を提案
市長は「もう一度しっかり、県と交渉するように」と指示
また市長は、「県から最近、『値上げはしないが、据え置きにしたい』と言ってきたが、私は担当のものに『もう一度しっかりと県と交渉するように』と話しておいた」と述べました。
値下げができるか、これからが正念場
もうひとまわり大きい署名運動を
2年前の水道用水受給協定の見直し交渉でも、県知事の予算査定の段階でようやく据え置きに決まった経緯があります。水道料金の値下げができるかどうか、いよいよこれからが山場です。
「水道料金の値下げを求める会」では「署名運動をあとひとまわりひろげましょう」と呼びかけています。
県へ 日本共産党富山県委員会
供給単価と供給水量の大幅引き下げを求める
県企業局「早急に結論を出したい」
日本共産党富山県委員会は11月25,26日、県当局と来年度予算編成にあたって交渉を行ったなかで、県が子撫川ダムから小矢部市など4市町に供給している上水道用水の供給単価と供給水量の大幅な引き下げを求めました。
県企業局は上水道用水供給事業が「平成14年度は2億9700万円の黒字だが、累積債務7億5500万円があり、浄水施設の老朽化も進んでいる。平成16年度にむけての協定見直し交渉において、受水4団体(小矢部市、高岡市、氷見市、福岡町)から単価と供給量の引き下げを強く要望されている。その要望を十分聞きますとともに、累積債務の早期返済、施設の更新との調整をはかり、早急に結論を出したい」と答えました。
砂田市議「せめて砺波広域水道企業団並みに」
砂田市議は、市あげて強く要望していることを伝えるとともに、「砺波広域水道企業団は来年10月に1トン70円から50円に引下げる予定だ。県内の水道料金の均衡を考えるとせめてそこまで下げてほしい」と要望しました。県企業局は「そこまではちょっと」といいながらも、早急に結論を出したいと述べました。さらに砂田市議は「震災対策をすすめる必要があるなどとして、子撫川ダム建設時の借金がなくなっても経費がかかると言うが、学校など公共施設の震災対策は税金で行っており、水道施設の震災対策も水道料金とは別に対策をとるべきだ」と主張しました。