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2003年11月30日号


県教委、30人学級実現へ動き

共産党の県交渉で「早急に研究しているところ」

文科省の新しい方針(21日・文科相記者会見)

“来年度から少人数学級に国庫負担”を受けて

 

日本共産党富山県委員会が11月25,26日、来年度予算に対するの要望を県当局と折衝ししたなかで、30人学級の実現に関して、新しい回答がありました。

 

30人学級の実現に関して、県教委は「国の動向を見極めながら、研究したい」と答えました。

これについて砂田市議が、「最近の報道によると、文部科学省が、30人学級を実施する県に対して、教員の人件費を国が負担する制度をつくるといわれているが、いまの回答は、これまでのように算数、国語、理科などについて少人数指導をするにとどまらず、一クラスの人数を30人以下にするための教員配置も考えていると言うことか」と確認しました。

県教育委員会は、「その通りで、文部科学省から急にその意向についての調査もあって、早急に研究しているところだ」と答えました。

 

30人学級実現

「みんなの会」が2度目の街頭署名

 

みんなの会小矢部」は24日(振替休日)夕方、今年2度目の「30人学級実現」街頭署名活動をユニー前で行い、約1時間で130名の賛同署名を集めました。

 

文科相の新しい方針を知って

「署名運動は無駄ではありませんね」

 

「全国的に少人数学級の試みが広まっているのに、富山や石川ではまだ行われていないのですか。早く実現してほしい」と署名される若い方。お母さんに促されて「僕、家の代表」と元気よく署名する中学生。「孫のためです」とおばあちゃん。

「学校の先生を増やしたいのだろ」という人も、「山形県の『33プラン』をご覧ください。人教室の子どもの数を少なくすることが、子ども同士のふれあいの機会を増やし、不登校やいじめを少なくし、先生の話もよく聞けるようになる、成績もよくなる」とチラシを渡しての説明に、「よくわかることは大事なことだ」と納得、快く署名に応じました。

河村文科相が「少人数指導だけでなく少人数学級による教員増加分についても、来年度から国庫負担の対象にしたい」と述べたニュースを知らせると、「署名運動は無駄ではありませんね。ご苦労さん」と激励の声もありました。

 

「みんなの会小矢部」では、納得ずくの「少人数学級」運動をひろげようと、12月12日(金)の夜に再び教育懇談会を開き、学校・家庭・地域の実情を交流しようと計画中です。


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