赤旗読者通信のページ
2003年11月16日号
総選挙 ご支援ありがとうございました
増税・改憲反対、社会保障充実に力をつくします
11月9日投票で行われた第43回衆院選挙で、日本共産党の議席が改選前の20議席から9議席となり、比例代表北陸・信越ブロックではわずか5968票足りなくて木島日出夫前議員の再選がならず、たいへん残念な結果になりました。(全国的な状況は今週の日曜版などをご覧ください。)
小矢部市においても、小選挙区では1288票(前回比170票減)、比例代表では843票(前回比150票減)でしたが、2年前の参院比例票を137票上回ることができました。
ご支援いただいた市民の皆さんに、心から感謝申し上げるとともに、ご期待に添えず、申し訳なく思います。
私たちが選挙戦で訴えた「消費税増税反対」、「憲法9条を守る」、「年金・社会保障の充実」は、これからも熱い争点です。国民の気持ちが「自民党政治はもうごめん」となっているからこそ、「政権交代可能な2大政党を」と民主党へ支持が集まったのではないでしょうか。
しかし、果たして国民の暮らし向きがよくなる方向で政治が変わるのか、現実の生活が答えを出すでしょう。
私たちは、掲げた公約実現に向かって、全力を尽くします。今後とも、叱咤激励をお願いします。
選挙戦を振り返って
日本共産党後援会員の声から
高岡のイオン・ショッピングセンターで、80歳前後の一人暮らしの人が、「年金減らされて、どうしようもならん」と、シルバーカー(乳母車のようなもの)に座って、坂本さんの話を聞いていた。私が「共産党は年金を減らすのに反対している」と話すと、「これ以上減らされたら、生きていけん」と泣くんですよ。「元気でおってくださいね」と励ましました。 (毎日坂本候補と行動をともにしたK・Hさん)
坂本さんが話している間にビラを配っていると、塀の陰で、こっそりと共産党の話を聞いている年輩の方を見かけた。(Tさん)
アパート暮らしで、年金をもらえるか、もらえないような人たちが一番困っている。3〜5万円あれば、なんとかギリギリ食べていけるかもしれないが、家賃が払えない。3,4ヶ月滞納した人が、63歳で「ハタ振り」の仕事を見つけたが、毎日仕事がない。月、10日か、15日しかない。市役所に相談したが、相手にしてもらえなかった。
老人のための安いアパートを造れないものだろうか。そうすれば、「メシ代ぐらい、稼ごう」という気持ちにもなれる。(Mさん)
Oさんが「家中、共産党に入れたがやぜ」と言っていた。こういう人たちがいたから参議院選挙よりも支持が増えたのでは?。(Uさん)
小泉内閣がこんどの総選挙で支持されたと言って、イラク派兵、憲法「改正」に進むのでないか。怖い。イラクで自衛隊員が「行きたくないのに行かされて」死んだり、手足をなくしたりすると、「自衛隊に入りたくない」となって、政府は結局、徴兵制を考え出すのでないか。そうなると近い将来、自分の子どもたちが戦場へ連れて行かれるのでないか。怖いなあ。そういう社会へ向かっているのでないかと、大変危惧している。(K・Mさん)
自民党批判の人は、今度は民主党へ入れたのでないか。2年前は「小泉に一回やらせてみよう」という雰囲気だった。今度は、小泉はだめだが、「民主党にやらせてみようよ」ということだったのでは。(Uさん)
ヨーロッパと日本の労働時間を比較した共産党のビラをみて感激したという人に会い、頼まれて投票場まで車に乗せてあげた。その人の息子は「スーパーの新しい店の出店だ」といっては、ほとんど土・日なしで働きづめだそうだ。
この人たちのことを考えると、こんどの選挙結果は、暮らしを守る防波堤としての共産党が減ったということなので、大変悲しかった。(Hさん)