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2003年11月2日号

水道料問題

“来年度からの値下げを検討する”

知事のまちまわり

小矢部市議会側の「上水道受水協定」見直し要望に

中沖知事が答える

 

「知事のまちまわり」が10月23日小矢部市で行われ、市議会と知事との昼食・懇談会が開かれました。小矢部市議会側から、上水道受水協定の見直しなど5項目の要望をしました。中沖知事は、来年度から値下げをすることも含めて対応を検討すると述べ、注目されました。

上水道受水協定の見直しに関して筱岡議長は「県企業局からの受水費が経費の34.5%を占め、水道経営を圧迫している」「2001年度から純損失を計上しなければならなくなっている」「そのため市民から小矢部市の自己水(日量6500立方メートル)の利用促進の指摘がされている」と理由を述べて、

「供給単価(現行95円/立方メートル)の大幅な軽減」「供給量(日量6300立方メートル)の大幅な減量」を強く要望しました。

坂田県企業局次長は、「県企業局は2002年度には2億9千万円の黒字となり、今後も黒字基調が続く見込みである。しかし、累積債務残高が7億5500万円あり、浄水場の老朽化で施設の更新もしなければならない。各自治体から引き下げの意見をいただいており、これらを調整して検討していきたい」と述べました。

砂田市議は挙手で発言を求めましたが、認められず、大家市長が「小矢部市はたいへん水が豊富な町なのに、(受水単価が)砺波の倍になっている。ぜひ知事にお願いしたい」と重ねて要望しました。これを受けて、知事の冒頭の発言となったものです。

 

市内では各種団体の協力を得ながら、水道料金値下げ署名がすすめられています。世論を高め、ぜひ値下げを実現しましょう。

 



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