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2003年10月26日号

広まった30人学級の願い 

「みんなの会」が街頭署名

「みんなの会小矢部」(明るい富山県政をみんなでつくる小矢部市の会)は10月21日夕方、ユニー前で子どもたちにゆきとどいた教育をすすめるために「30人学級の実現を求める」街頭署名を行いました。

あいにく小雨がちらつく約1時間の取り組みでしたが、125筆もの署名が寄せられました。これまで4年間の街頭署名ではもっとも多い署名数で、署名行動に参加したメンバーは父母・市民の関心の高さに驚いていました。

富山県、おっそいちゃあ

30人学級実現のための署名にご協力ください」との呼びかけに、買い物客の大半が夕方のせわしいなか足を止めて署名簿に近寄り、署名に応じていました。これまでは会のメンバーが「30人学級とは何か」を説明して理解していただくケースが多かったのですが、今回はほとんどのが「早くなればいいね」とすすんで応え、「30人学級の願い」が広く浸透してきていることをうかがわせました。

 

子どもの将来がかかっているから待てない

 

少人数学級が43都道府県にも広まっていることを知らせるチラシをもとに、会のメンバーと対話になるケースも多く、「来年小学校へ入るのですが人数がぎりぎりのため2クラスになるのか3クラスになるのか心配している。2クラスだったら人数が多くて困ったものだ」「署名したらほんとに実現するんかね。もっといっぱい集めんなんね」「県や国は何はさておいても、30人学級を最優先させるべき。橋の1本や2本は後回しでも待てる30人学級には子どもの将来がかかっているから待てない」「富山県そいちゃ」「この運動は、学校の先生方にも一生懸命にやってもらいたい」などの心配や要望が寄せられまた。

配布したチラシには、山形県で昨年から始まった小学校3年生までの33人学級今年は5年生までの効果紹介されており多くの買い物客に30人学級のよさを確認してもらうことができました。

 

もっと署名用紙ください

 

この日街頭署名行動のあと夜になって、小学生を持つある母親から会のメンバーへ「もっと署名が集められそうなので、署名用紙をあと10枚ほどください」との申し出がありました。この母親は今年始めて30人学級の署名活動に取り組んでみて、反応のよさにもっとがんばらねばと意欲がわいてこられたそうです。この母親は10枚を受け取った次の日、さらに署名用紙を20枚追加して取りにこられたといいます。

「みんな小矢部」では、県や国の明年度予算編成期に向けて昨年を上回る署名を集めることにしています。

 



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