赤旗読者通信のページ
2003年8月24日号
旧北陸中央病院跡地にオープンした文化スポーツセンター
多くの市民の利用を
不当な利用制限の条項は、見直しを
残りの敷地活用は、市民参加で検討を
8月1日に旧北陸中央病院跡を利用して小矢部市文化スポーツセンターがオープンしました。ダンスやエアロビクス、楽器演奏ができる部屋、焼き物ができる部屋、会議室などを備えています。個人利用の場合軽スポーツ室は1回30円、トレーニング室は設備利用を含め100円で、中学生以下は無料です。多くの市民に利用されることが期待されています。
病院の建物の一部を9800万円かけて改装し活用しました。廊下などには病院の待合室という雰囲気が残っていますが、立派に生まれ変わっています。議会の一部に「取り壊してしまえ」という声もありましたが、これからの時代はスクラップ・アンド・ビルドではなく、資源を有効に活用することが大切です。
病院跡の残りの敷地は、今後土盛りして芝生を植え、砂が飛ばないようにした上で、市民参加で活用方法を探ることになります。「春に桜の花見をしながら活用方法をみんなで話し合ったらどうか」という声も寄せられています。
小矢部市文化スポーツセンター条例には利用を承認しない場合として「政治的又は宗教的活動に使用するおそれがあるとき。」という条項が残されています。しかし、これについては3月市議会で砂田市議が憲法と社会教育法に反する不当な利用制限であると削除を要求しました。西川総務部長は、「住民のニーズ…を勘案し、条例制定目的を達成するためにより有効であるという場合には、条例の改正を行い、よりよい高次の政策を実現すべき」、「必要な場合には条例の改正あるいは運用方法を含めて、検討して参りたい」と、条文の見直しを約束しました。