赤旗読者通信のページ
2003年8月10日号
「ヘリコプター&防災フェスティバル2003」に
米軍第7艦隊音楽隊を招請
来る8月23,24日にクロスランドおやべにおいて開かれる「ヘリコプター&防災フェスティバル2003」に、アメリカ合衆国海軍第7艦隊音楽隊を招請する計画があります。
県内6団体が大家市長に中止を要請
安保破棄・諸要求貫徹実行委員会(事務局長・堀内大地氏)は7月31日、大家市長に「米軍第7艦隊音楽隊の招請中止」を要請しました。この要請には他に小矢部平和委員会、新日本婦人の会小矢部支部、原水爆禁止富山県協議会、富山県高等学校教職員組合、富山県労働組合総連合の5団体も名を連ねました。
「市は無法なイラク戦争の片棒を担ぐな」
要請書では、この音楽隊は「アメリカ軍の一部であり、その宣伝活動の一翼を担う音楽隊を受け入れることは、アメリカ軍に殺された無実のイラク一般市民のことを考えると、とうてい認められるものではありません。それはまた『先制攻撃は認めない』、『国連憲章、国際社会のルールをアメリカも守れ』と立ち上がっているフランス、ドイツをはじめ各国政府と、そして日本と世界の平和の世論に逆らうことになります。平和都市宣言をされている小矢部市の市長として、また、クロスランドおやべ理事長として、以上の趣旨をふまえ、アメリカ合衆国海軍第7艦隊音楽隊の招請中止」の決断を強く求めています。
大家市長
「来年からは呼ばないようにしたい」
大家市長は、「皆さんのおっしゃる気持ちはよくわかる。ただこの企画はイラク戦争が始まる前の1年前から交渉し、すでに契約も終えている。契約したものを破棄するのは行政の担当者としては難しい。そうすれば確かに世間の注目を集めるだろうが…。しかし、来年からは米軍音楽隊を呼ばないようにしたい」と述べました。
イラク戦争反対の世論の高まりを反映して、この要請行動には小矢部市内の2団体をはじめ、県下各地から12名が参加しました。日本共産党から坂本ひろし衆院富山3区候補、砂田喜昭小矢部市議が同席しました。