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2003年8月4日号


21世紀と世界の平和への展望を語る

日本共産党 笠井亮さん

笠井亮さん(前参議院議員・日本共産党参院比例候補)は75日、富山市で講演しました。

 

小矢部市とゆかりのある人、笠井参院比例候補

富山県との関わりについて笠井さんは、「妻の実家が小矢部市興法寺で、先日、義父の葬儀の際に、親戚一同から、『共産党、ちょっと話がある』」と言われたことを紹介しました。

 

BSE問題、来てくれたのは共産党の木島さんだけ

それによると、「BSE問題が起きたときに、尋ねてくれたのは共産党の木島さんだけだった。私たちの言いたいことを全部木島さんが聞いてくれた。それにひきかえ衆院議長にもなっている綿貫代議士は、秘書すら来なかった」と、共産党への期待の声が寄せられたそうです。

 

アジアから期待の目で見られている日本共産党の野党外交

アジアの政党が一堂に集まる第2回アジア政党国際会議が昨年11月、タイで開かれ、これに初めて日本共産党が招待され、それに参加してアジア各国で日本共産党がどう見られているか、詳しい話がありました。

国際会議の事務局長が、日本の政党で合格点を出したのは日本共産党だけでした。自民党や公明党なども参加していたのですが、みんな内向きの話で、「国内でこんなことをしている」という話でしかなかった。その点、日本共産党は、アジアのあるべき姿について堂々と意見を述べ、私たちの共通する見解を持っていたこと、自分たちが言いたくても言えないこと(アメリカへの率直な批判)をいってくれたことがその評価の要因でした。

 

韓国の野党議員も「党名を変えたら」…。

しかし、80年の党史で納得してもらえた

韓国の野党ハンナラ党の女性議員が笠井さんに党名を変えたらどうか、と話しかけてきた。なかなかわかってもらえなかったが、いっしょに行った緒方靖夫参議院議員(日本共産党・東京選挙区)が会議で行った演説を聴いて、彼女は「党名を変える必要はない。80年の共産党の歴史の内23年間は非合法で、日本のアジア侵略に反対してたたかっていたことを初めて知った」と理解してもらえた。

 

打開策をもてない日本政府の対応にアジア各国が軽蔑

笠井さんは、軍事的対応しかできない日本の北朝鮮政策について、韓国大使館でも日本政府に批判の声があったと、次の話を紹介しました。「テポドンは確かに日本にとっては大問題だが、韓国ではそれ以上に深刻だ。戦争になれば国中が直ちに火の海になる。だから戦争に訴えるのではなく、平和解決が必要だ」。日本政府が危機をあおるだけで、打開の道をもてないでいると、厳しく批判しました。

日本共産党の野党外交がアジアで注目されているが、ぜひ与党になって平和外交をできるようにしようと、会場に呼びかけ、共感の拍手がわきました。


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