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2003年8月3日号

日本共産党富山県委員会が政府交渉

砂田市議ら

木島日出夫衆院議員(比例・北陸信越ブロック候補)

坂本ひろし衆院富山3区候補

笠井亮参院比例候補とともに成果


目次
散居村に市営合併処理浄化槽
心の教室相談員の充実を
中小企業の借り換え保証制度

 

日本共産党富山県委員会は724日、東京で政府交渉を行いました。これには木島日出夫衆院議員、坂本ひろし衆院富山3区候補、笠井亮参院比例候補をはじめ、砂田喜昭市議ら県内の地方議員も参加しました。

 

散居村での下水処理に新しい方法

合併処理浄化槽を市が設置できる!

 

散居村では下水道整備に莫大な費用と年月がかかります。便所の水洗化や台所、洗濯廃水などの浄化には合併処理浄化槽を個人で設置し、維持管理も個人負担で行うしか方法がありませんでした。市町村が設置し維持管理を行う合併処理浄化槽は、あるにはあったのですが、対象になるのは水源地の上流集落などに限られていました。

環境省での交渉で、市町村設置の合併処理浄化槽の設置基準が緩和され、地域限定が無くなり、公共下水道方式や農業集落排水事業に比べて効率的であるかどうかがその基準とされていることが明らかになりました。

公共下水道方式では各家庭から長い管渠を引いて下水を集めなければならないため、住宅密集地以外では工事費が割高になります。次の表は1997年度決算を審議した決算特別委員会で市当局が報告した1戸あたりの工事費(国・市・個人負担の合計)で、500万円から900万円近くになります。これに対して合併処理浄化槽は100万円余りです。

下水道事業の1戸あたりの事業費
特定環境公共下水道 松沢地区 579万3千円
農業集落排水事業 田川地区 588万4千円
薮波北部地区 530万2千円
北蟹谷地区 892万9千円



事業費には国、市、個人負担が含まれます。石動・津沢市街地は加入戸数が確定できないので、1戸あたりは推定で500万円前後と見られます。





合併処理浄化槽を市町村設置にすると、個人設置に比べ住民負担が6分の1ですみます。維持管理も市町村が関わることになります。

農村地域でも早く快適な生活をおくられるようにするために、小矢部市もこの方式を取り入れることを検討すべきです。

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不登校対策で
心の教室相談員の充実を要望

 砂田市議

不登校対策について文部科学省は「本年3月に対策のあり方をまとめた。それによると学校からの働きかけが重要である」と述べました。

砂田市議は「学校の役割が重要だというのであれば、当然それに伴う人の配置が大事だ。心の教室相談員が子どもの相談相手になったり、父母との連絡にあたったり、現場では重要な役割を果たしている。しかし、勤務形態が半日勤務で、子どもの相談内容によっては勤務があけた後の半日をサービス残業で対応せざるを得ない現実がある」と指摘し、人員配置、勤務条件の改善を求めました。

文部科学省の担当者は、心の教室相談員の役割を評価してもらったことに感謝すると述べ、勤務の実態については、担当者に伝えるとこたえました。

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中小企業への
借り換え保証制度が実現

 日本共産党国会議員団が重要な役割

中小企業の資金繰りを助けるための借り換え保証制度が210日からスタートしました。この制度は信用保証協会の保証の付いた借金について返済期限を10年まで延長するものです。中小企業経営者の皆さんの債務軽減運動と相まって、日本共産党国会議員団がその実現のために奮闘してきました。

経済産業省は、この制度が718日現在、全国で19万件、29千億円も利用され、たいへんよく使われていると自信を持っていました。

この制度の利用状況は全国的に見るとかなりアンバランスがあり、民主商工会などの中小業者運動が活発な県ほど多く利用されている傾向にあります。


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