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2003年7月27日号

政府の「米改革」は、やる前から破綻している
米を作らせない攻撃をはね返そう
自分たちの地域農業ビジョンをつくろう


農民連 「米の生産と流通を考える懇談会」開く

 農民運動富山県連合会(富山農民連)主催の「米の生産と流通を考える懇談会」が7月19日午後、砺波市内で開かれ、農民連本部の横山昭三米対策部長の報告をもとに懇談しました。

政府の「米改革」とは

 政府の言う「米作りのあるべき姿」とは、農家が米作りをあきらめ、米生産が落ち込み、減反割り当ての必要のない状態のことで、7年後に実現をめざしています。それまでの間、「生産目標数量」を割り当て、割り当て以上にとれた「過剰米」は農家の責任で「主食用以外に」投げ売りさせます。
 米の価格は、生産費にはお構いなしの「入札」制度で決めることとなりました。
 現行の「とも保障」「経営確立助成」「稲作経営安定対策」の補助金は廃止され、新しく「産地づくり推進交付金」と「担い手経営安定対策」が始まりますが、助成額は大幅に切り下げられます。
 横山さんは、このような「米改革」はやる前から破綻していると、岩手県などの調査で見聞きした事実を紹介しました。

米屋さんも 農民連に期待

 またこの「米改革」で、誰でも米の売買に参加できるようになります。そのため米業者は、商社などの大手と米屋さんなどの中小業者に二極分化する傾向にあります。
 米屋さんたちは、生き残りをかけて、「生産者の顔の見える米」で消費者と結びつこうとし、そのために農民連など誠実な米生産者との関係を強めたいと願っている、と横山さんは強調しました。

「担い手」農家も兼業農家も力を合わせて

 懇談のなかでは、「地域農業ビジョン」や「担い手」(大規模農家)など、わかりにくい米改革の実像を確認しあいました。また「JA以外の販売ルートとして、農民連を頼りにしたい」や「農民連が米をまとめた場合、販売しきれるのか」との問いには、「販路は十分にあり、需要に応じきれないのが実情」で、「むしろ小口の米をまとめる力をどうつけるかが農民連の課題だ」などの質疑もありました。
 そして、「担い手」農家も兼業農家も力を合わせて、米を作らせない攻撃をはね返そう、「自分たちの地域農業ビジョン」をつくり、「もの」「仲間」「ルート」(販路)づくりを呼びかけ、農民連はその先頭にたとうと、最後まで大いに盛り上がりました。(H)

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