赤旗読者通信のページ
2003年7月6日号
合併すれば 地方交付税、6億3千万円も大幅減
小矢部市、15年後の見通しを発表
市議会第5回合併対策委員会が7月1日開かれ、合併に関する財政見通し、推計が報告されました。
それによれば小矢部市と福岡町が合併した場合に、16年後には国から来る地方交付税が6億3千万円削減になります。合併に伴う国の財政支援を受けた上に、職員を97人減らし人件費で8億2600万円節約しても、全体で7400万円の赤字になることがわかりました。
合併すれば国から来る財源が大幅に減るのです。砂田市議の主張の正しさが、当局の試算によっても証明されました。
委員会で砂田市議は「だから無理して合併することはない」とあらためて述べました。
大家市長は、「行政は手順を踏んでいかなければならない。福岡町に1対1の合併を申し入れているので、返事を待っている。その返事をもらったら、次の対応を考えていかざるを得ない」と述べました。
委員会を非公開にした自民党議員ら
今回の委員会は異例なことに、議長から「マスコミへの非公開」が提案され、砂田市議は「いまさら非公開の必要はない」と反論しましたが、松井議員の「非公開」の発言に議長を除く11名が賛成し、待機していた報道関係者の入場を拒否しました。