赤旗読者通信のページ
2003年4月27日号
え!これが委員会の陳情審議?
3月定例市議会から
議会へ出された陳情が、3月市議会の関係常任委員会ではどのように審議されたか、その模様をお知らせします。
民生文教常任委員会での審議
健康保険本人3割負担の実施凍結を求める意見書提出に関する陳情
これは市内の開業医を含む医師、歯科医師らから出された陳情です。
I議員 他市の状況は?
事務局 金曜日現在で、黒部市は提出、それ以外は見送り。
I議員 わしらは引っ込み思案だから、他市並みでよいのでは。
T議員 保留としては。
義務教育費国庫負担制度堅持を求める意見書採択に関する陳情
議会事務局が陳情書を朗読しようとしたら、
I議員 読まんでよい。
委員長 意見はありませんか。
I議員 なんない。
T議員 保留でお願いします。
教育基本法の見直しではなく、その充実を求める意見書採択についての陳情
委員長 意見はありませんか。
I議員 無いわ。
X議員 Tくん、あんた言われ。
T議員 ちょっと考えさせてくれ。
I議員 考えてさえいないわ。
N議員 趣旨はわかるが、成り行きを見守っていかんなん。見直していかんなんと思う、どういう方向かは別にして。軽々に意見書を出すのは反対。
総務常任委員会での審議
政府に「平和の意見書」の提出を求める陳情
この要旨は「国連決議に基づかない、すべての軍事行動に反対すること」及び「唯一の被爆国である日本が、中立的立場を発揮し平和外交を推進し、平和的解決に貢献する」という意見書を政府に提出してほしいというものです。
T議員 よく理解できるが、保留とした方がよい。
このような発言しかないまま、陳情が保留、不採択扱いとされました。
これが自民党所属議員による審議の実態です。
もっと多くの人が委員会を傍聴して審議の実態を監視し、広く市民に明らかにする必要があります。
そして、こうした議員を選挙で交代させるような日常的な運動がわき起これば、政治を変える力になることでしょう。意欲ある人々が、どんどん議員に進出することも望まれます。