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2003年3月30日号

自民党3議席の独占では何も変わらない

上田ゆみ子さんを押し上げ、県民の暮らしを応援する県政を

県政の改革を呼びかける 日本共産党の演説会・事務所開き


 日本共産党小矢部市委員会は
21日、上田ゆみ子候補の必勝をめざして、事務所(泉町5-23)開きをかねた演説会を市総合会館で開きました。

上田ゆみ子さんの県政政策発表をはじめ、先の市長選挙候補者美谷克己氏、犬島肇県議会議員、柴田絹代女性後援会代表、石崎清司福光町議、砂田喜昭小矢部市議らがそれぞれ、支援を訴えました。

さきの市長候補

美谷克己氏も応援

挨拶する美谷克己氏先に市長選挙をたたかった美谷克己氏も、上田候補の応援に駆けつけてくださいました。美谷氏は、住民が現在・未来にわたって安心して暮らすことのできる地域社会をつくることの大切さを訴え、とりわけ女性の目線での活躍が期待できる上田さんへの支持を訴えました。

市民の願いに冷や水を浴びせ続けた県政

砂田市議の話し

県政が、私たち市民の願いに対して、妨害者の役割を果たしてきたことを3つの実例で告発しました。

@ 介護保険のスタートにあたって砺波地方12市町村では、ホームヘルパー利用料無料制度を存続させました。これは広範な住民運動で、全国的にも先進的な成果を上げたものです。制度の存続に至る過程で、国は介護利用料の負担軽減について、「それぞれの市町村の独自施策で可能」という態度を表明しましたが、県は「広く公平に負担していただくのが介護保険の原則」と主張し、市町村に圧力をかけました。

A 乳幼児医療費の窓口無料化を求める声に、「公費で助成していることを認識してもらうため」として県は頑強に反対しています。

B 国は中山間地農業を支援する所得保障制度をつくりましたが、県は「一団の農地」を狭く解釈し、補助対象にしませんでした。共産党が農林水産省とこの問題で交渉した際、国の担当者も「富山県はかたくなで困る。こちらから電話を入れておきます」と言うことで、ようやく解決しました。

このように、富山県は自民党政府にきわめて忠実で、県民の暮らしを支える仕事には意欲を燃やして取り組もうとしていません。反対に市町村の努力に水をかける役割すら果たしています。

最後に「小矢部市・西砺波郡選挙区で自民党議員が3議席独占していては、こんなひどい県政を変えることはできません。ぜひ上田ゆみ子さんを押し上げて、新しい政治の流れをつくりましょう」と呼びかけました。

 

 

新幹線地元負担問題

共産党 一貫して反対

自民党の一部 最近になって「地方負担は大きな問題」

犬島県議の話より

 

働く人の苦労が報われ

弱い立場の人が豊かに暮らせる県政へ

上田ゆみ子さんの政策

まず、県西部の高い水道料を引下げる展望をグラフを用いて説明。

グラフを用いて高い水道料の引き下げを訴える上田ゆみ子さんついで、県政は9500億円もの借金をつくり完全に行き詰まっているのに、懲りずにすます具必要でない大型公共事業にしがみついている。ここを正すことが必要で、隣の長野県は「脱ダム宣言」で政治の方向を変えたように、富山県でもできるとうっえました。

暮らしやすい県政への次の3点を上げ、実現のために支援をお願いしました。

 

@ 福祉や教育の分野で雇用を拡大。リストラやサービス残業を規制し、新規雇用を。金融機関の貸し渋り禁止条例を作り、中小企業を守る。農業を支援し、価格保障制度をつくる。

A 安心して子供を産み育てるための制度を充実。小学校入学前の子どもの医療費を県内どこでも窓口無料化に。30人学級を小・中学校1年生から順次。工高出も30人学級を展望し、統廃合をさける。

B 介護・福祉・医療の充実。介護保険料・利用料の減免制度。県から市町村への助成を増やし国保税の引き下げ。輸入食品の残留農薬や食品添加物の食品検査体制の強化。



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