赤旗読者通信のページ
2003年2月2日号
医療費負担増の凍結を
日本共産党 歯科医師と懇談
日本共産党は「四つの緊急要求」を持って、各界の方々と懇談をしています。1月8日、ある歯科医を尋ねて、ご意見を伺いました。
問い 医療保険の改悪で負担増になりましたが、その影響は?
答え 医療保険が改悪されて、高齢者の受診抑制が多くなった。施設を回って診察しているが、10月以後、「どこも悪くない」といって受診しない人が多くなった。850円だったものが、入れ歯だと数千円から1万円近くかかるから、たいへんだと思う。
問い 医師会、歯科医師会、薬剤師会、日本看護協会が医療費負担増の凍結を求めています。
答え 歯科医師会からものをいうシステムがなかったので、参議院議員を持とうということで30億円も自民党に献金して、会の代表の議員も誕生させた。しかし肝心の採決の時、その議員は賛成に回ってしまった。署名を集めて一生懸命に運動したのに、裏切られた。
診療報酬の削減のやり方についても、一律何パーセントというやり方は問題である。本当の医療というのは、ある自治体の子ども全員の虫歯ゼロにしたら1億円支払うとか、住民全体の健康を前進させることが大事だと思うが、なかなかそうなっていない。